育毛剤をランキングや口コミをもとに徹底比較!?AGAに効果のある成分は配合されてるの?
※本記事は2019年5月末時点の情報をもとに作成しています。
成人男性の3人に1人はAGA(男性型脱毛症)(※詳細)で悩んでいると言われているなか、それを裏付けるように、おびただしい数の育毛剤が販売され続けています。
大きく分けると、インターネットサイトのみで購入できるネット専売品、ドラッグストアやバラエティショップなどの実店舗で売られているもの、美容室や育毛サロンで購入する形のサロン専売品に分類できます。
中にはビックリするほど高額なものもあり、一体どれを選べば良いのかよく分からないでしょう。
試供品はほとんどないため、ムダ買いする可能性が高いのは悩みどころです。
でもその前に、育毛剤はそもそもAGAに効果があるのでしょうか?
冒頭で先に触れておくと、育毛剤では「発毛」につながらないということです。
そこで、ランキングサイト上位のメジャーなものから何かとウワサになっているものまで独自でピックアップし、それぞれの育毛剤の特徴や成分、そしてなぜ育毛剤では発毛につながらないかを徹底的に解説します。
目次
ネットで話題の育毛剤とは?ランキング常連系がズラリ!
インターネット専売の育毛剤は、いまやピンからキリまで数え切れないほど。
ただ「粒ぞろい」「百花繚乱」と言いたいところですが、中には薬機法スレスレの宣伝文句が踊り狂う怪しいものも含まれています。
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それこそ大手企業からナゾに包まれた無名企業までが、組んず解れつ競い合っています。
そんな混沌たるネット育毛剤ワールドの中、ランキングサイトでよく目にする常連アイテムをみてみましょう。
もはや『ソヴール08』の仲間はネット専売育毛剤のスタンダード!?主成分の効能は?
ネット育毛界の代表格は、『BUBKA ZERO』『チャップアップ(CHAPUP)』『イクオス』など。
これらには、OEMメーカーである株式会社天真堂の育毛剤『ソヴール08』がスタートという共通点があります。
『ソヴール08』とは、育毛成分「M-034」をはじめ、センブリエキスやグリチルリチン酸ジカリウム、ジフェンヒドラミンHClが主成分となっています。
それぞれの成分の効能を見てみましょう。
【M-034】
天真堂の開発成分で、北海道ミツイシコンブ由来エキスのこと
『効能』
⇒血行促進作用、血管内皮増殖因子(VEGF)や髪の毛を退行期誘導する因子(FGF5)を抑制する発毛因子(FGF5S)の生成促進作用、外毛根鞘(がいもうこんしょう)の活性促進作用、保湿作用があるといわれている
【センブリエキス】
植物センブリから抽出される古くから使われてきた生薬
『効能』
⇒血行促進作用、抗炎症作用、毛乳頭細胞活発化促進作用
【グリチルリチン酸ジカリウム】
4,000年以上前から薬用植物として活躍してきた甘草(カンゾウ)から抽出される天然成分
『効能』
⇒殺菌作用、抗炎症作用
【ジフェンヒドラミンHCl】
抗ヒスタミン成分
『効能』
⇒抗炎症作用、抗アレルギー作用、血行促進作用
このような特徴を持つソヴール08が出発点となった『BUBKA ZERO』『チャップアップ(CHAPUP)』『イクオス』ですが、今では独自の進化をとげています。
BUBKA ZERO(ブブカゼロ)
BUBKA ZERO(ブブカゼロ・医薬部外品)は、株式会社T.Sコーポレーションが販売している、シリーズ累計174万本を突破した『BUBKA(※詳細)』の最新バージョンです。
毎年行われるリニューアルのたびに、ソヴール08の主成分『M-034』を増量。
現在(2019年5月現在)のBUBKA ZEROは、ソヴール時代の何と10倍もの配合量!
そして新たに、17型コラーゲン産生や表皮ヒアルロン酸産生を促進し健康な頭皮に導く『マジョラムエキス(マヨラナエキス)』が追加され、合計100種類以上もの成分数を誇ります。
それにしても、M-034を増量しつつ成分数を増やしたとなると、M-034以外の成分は相当薄そうなのが気になるところではあります。
アルコール使用量も極限までおさえ、合成添加物も不使用。
使用感も効果も、やさしめな育毛剤となっています。
チャップアップ(CHAPUP)
チャップアップ(CHAPUP・医薬部外品)は、ネット系育毛剤でもかなり名の知れた存在で、ソーシャルテック社が販売しています。
某ネット掲示板でも、良い意味でも悪い意味でもさかんに話題になっています。
独自監修で配合した天然成分55種類とアミノ酸15種類を中心に、合計81種類もの成分を投入。
その上、合成添加物は無配合で低刺激性な仕上がりです。
そんな配合成分たっぷりのチャップアップは、さまざまな賞や評価を受けた「実績」も豊富。
日本ネット経済新聞賞受賞、育毛剤口コミ評価第1位、モンドセレクション3年連続金賞受賞など、年々華々しい経歴が追加・更新されています。
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とはいえ、誰もが「おおっ!」と感心するような権威のある賞がないのが、少し残念なところではありますが…。
モンドセレクションの実態については、管理人の近藤あきらさんもコラムで触れてますね。
⇒モンドセレクション受賞の育毛剤は効果が高い?実はお金で買える賞でした!
チャップアップの詳細記事はこちら
イクオス(IQOS)
イクオス(IQOS・医薬部外品)は、株式会社キーリーが販売している育毛剤で、「驚きの発毛促進力」や「リピート率91.5%」などをウリにしています。
2016年のリニューアルで、成分数が31種類から61種類とほぼ倍に増え、『キャピキシルを超えるスカルプケア成分?!(公式サイトより)』の「Algas-2(アルガス-2)」を導入。
「Algas-2」とは、ソヴール08でおなじみのM-034と、保水力や再生能力に優れた海藻エキス「ペルベチアカナリクラタエキス」をダブル配合したもので、M-034単独使用よりさらに髪の成長をサポート。
同時にプラスされた「スサビノリエキス」も海藻エキスと、海の幸が多い印象です。
頭皮に負担となる合成成分は無添加となっていますので、敏感肌の人でも安心です。
イクオスの詳細記事はこちら
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torisawaさんも触れてますが、育毛剤に発毛効果は期待できません。
なぜなら日本で唯一一般用医薬品として発毛効果が認められているミノキシジル(※詳細)が配合されてませんから。
本気でAGA(男性型脱毛症)(※詳細)に悩んでいる方は、僕の改善記録や育毛剤の真実もチェックしてください!
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気になる話題の新成分配合の高額育毛剤
育毛剤の成分は定番なものも多いのですが、次々に新成分が開発されて我々の心をくすぐります。
ただし、なかにはまだ客観的なデータが出そろっていないものもあるので、購入前にじっくり吟味する必要があります。
フィンジア(FINJIA)
フィンジア(FINJIA・化粧品)は、元K-1世界王者の魔裟斗氏がイメージキャラクターを務めていることで注目を浴びています。
販売は株式会社ユーピーエスです。
フィンジアの特徴は、何と言っても話題の新成分「ピディオキシジル」と「キャピキシル」が2種類も配合されているところでしょう。
【ピディオキシジル】
ミノキシジルの副作用をおさえるために分子配列の一部を置き換えて開発された成分で、『ミノキシジル誘導体』とも呼ばれています。
『効能』
⇒血行促進作用、細胞膜のカリウムチャネルを開く作用
【キャピキシル】
「アカツメクサ花エキス」と「アセチルテトラペプチド-3」を組み合わせた成分
『効能』
⇒5αリダクターゼの活性抑制作用、細胞修復作用
どちらもスゴそうですが、これらの新成分の効果を裏付けるデータは、今のところそれぞれの開発企業が発表したものしか存在しません。
そのため実際の効果は未知数で、フィンジアの口コミでも効いた効かないと意見が割れています。
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また「医薬品」はおろか「医薬部外品」でもない「化粧品」の分類な点と、それなのに50mL入りで単品12,800円(税込)と高額な点が引っかかるところではあります。
フィンジアには、新成分の効果のほかにも、トウガラシ果実エキスの「カプサイシン」によるゲートアクセス理論で、頭皮の柔軟性を保つ作用も(メカニズムは不明)。
そのほか「グリチルリチン酸2K」や「ヒオウギエキス」などの定番成分が配合されていて、育毛サポートも万全。
ただし、トウガラシ果実エキスやメントールなどの刺激のせいか、頭皮に炎症やヒリヒリ感をおぼえる人も多いので、敏感肌の人は要注意です。
フィンジアの詳細記事はこちら
ポリピュアEX(POLYPURE EX)
ポリピュアEX(POLYPURE EX・医薬部外品)は、17年もの歳月をかけて開発された、モンドセレクション金賞を8年連続受賞しているシーエスシー株式会社販売の育毛剤です。
毛乳頭内のFGF(育毛に効果的なたんぱく質)を活性化させる「バイオポリリン酸」、髪の毛の伸長効果をアップさせる補酵素で特許を取得した独自成分「バイオパップス」が使われていることが最大の特徴です。
ほかにも、ビタミンB群の一種で細胞活性化作用や抗炎症作用が期待できる「パントテニルエチルエーテル」、5αリダクターゼ抑制作用があるといわれている「ホップエキス」なども配合されているので、新成分だけでは不安な人にもOKかもしれないですね。
ポリピュアEXの詳細記事はこちら
REDEN(リデン)
REDEN(リデン・医薬部外品)は、株式会社美元(BEGEN)が手がけている育毛剤。
新成分「リデンシル」が配合されていることで薄毛男子の耳目を集めています。
育毛成分「リデンシル」は、スイスの化粧品原料メーカーINDUCHEM社が開発し、世界規模の化粧品原料展示会「In Cosmetics」で銀賞を受賞しています。
ナゾの実験データ「髪の成長の変化がミノキシジルの2倍」を引っさげて日本上陸。
それをいち早く商品化したのがREDEN(リデン)でした。
リデンシルは、「セイヨウアカマツ球果エキス」「チャ葉エキス」「ピロ亜硫酸Na」「塩化亜鉛」「グリシン」の5種からなるプレミックス成分。
発毛のカギを握るバルジ幹細胞を再活性化して、正常なヘアサイクル(※詳細)に導く作用があるとのこと。
ほかにも、保湿作用のある「クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体」、血行促進作用や抗炎症作用、毛乳頭細胞活発化促進作用で育毛剤に多用される「センブリエキス(※詳細)」、血管内皮増殖因子(VEGF)の発現促進作用のある「アシタバ葉/茎エキス」などもプラス。
ただなぜか常に売り切れ続出状態です。
薬用プランテルEX(Plantel EX)
薬用プランテルEX(Plantel EX・医薬部外品)は、フィンジアの発売元ユーピーエス社が放つ育毛剤。
フィンジアが魔裟斗氏なら、こちらは元総合格闘家の須藤元気氏がイメージキャラクターです。
2012年から販売されていた『薬用プランテル』の進化版で、REDENにも入っているリデンシル(業界最高濃度の5%!)と新成分「ペブプロミンα」を配合しています。
「ペブプロミンα」は、ユーピーエス社とプランテルシリーズの製造元であるミリオナ化粧品が共同で開発した成分で、リデンシルと同様のプレミックス成分です。
その組成は、ホルモンバランス調整作用や抗酸化作用のある「ヒオウギエキス」、血行促進作用や抗炎症作用のある「ボタンエキス」、解毒作用や成長因子FGF-7の生成促進作用があるといわれる「ビワ葉エキス」の3つ。
これらの効能をパワーアップさせる黄金比率を発見したとかで、特許出願中です。
進化前から配合されている「グリチルリチン酸2K」「センブリエキス」とともに、基本の育毛成分で抗炎症作用のある「ジフェンヒドラミン塩酸塩」もバッチリ。
16種類のアミノ酸や、植物や生薬、海藻などの天然由来成分も豊富です。
これなら単品13,800円(税込、50mL)と高額でも納得!?
大手企業もネット専売育毛剤を販売中!
ネット専売の育毛剤といえば、実店舗に販売網を持たない新興企業が派手な売り文句とともに販売しているイメージもありますが、大手のメーカーもしっかり参戦しています。
さすがに大手ともなると、薬機法に抵触するような宣伝方法は控えていることがあってか、ランキングではあまり目立ってはいません。
しかし、刺激的なセールストークに惑わされずに評価するランキングサイト管理者が取り上げることによって、最近になりジワジワと浸透してきている印象です。
ナノアクションD(NANO ACTION)
ナノアクションD(NANO ACTION・医薬部外品)は、サントリーグループのサントリーウエルネス株式会社が販売しています。
「PLGAナノ粒子」と「PCTナノエマルジョン」のWナノテクノロジーがポイントの浸透型発毛促進剤です。
PLGAナノ粒子:乳酸・グリコール酸共重合体による湿潤剤で、ナノだからこそ皮脂を突破し10時間以上毛穴ごと潤す。
PCTナノエマルジョン:ナノ化された酢酸DL-α-トコフェロールなどの有効成分が頭皮の角質層まで浸透し、中から抗酸化パワーを発揮。
業界初のロータリーポンプ式スプレーボトルが、「使いやすい、国産メーカーだから安心」と評判を呼んでいて、使用した人の約91.8%が使い続けたいと回答(サントリーウエルネス調べ)したそうです。
ただ育毛効果については賛否両論で、やはり「発毛促進剤」と「発毛剤」は違うということでしょうか。
髪殿(はつとの)
髪殿(はつとの・医薬部外品)は、株式会社バスクリンが津村順天堂時代から100年以上の研究知見と先端科学の融合で作り上げた育毛剤。
有効成分が生薬100%で、血余たる髪の毛の基本に立ち戻り、血行改善に力を入れています。
生薬は「ショウキョウ」「細根付ニンジン」「晩生(おくて)センブリ」「保湿成分のボタンピ」「ソウコンピ」の5種類です。
それぞれが持つ血行促進作用や代謝亢進作用、抗酸化作用で、育毛環境を整えます。
1日1回使用が目安なので、2回使うのが面倒な人や生薬の育毛剤を体験してみたい人にとっては良いのではないでしょうか。
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個性的な進化系育毛剤のニューウェーブ到来!?
最近台頭してきたのが、新しい切り口の育毛剤です。
一歩先を行く個性的な製品を紹介しましょう。
THE SCALP 5.0C(スカルプ5.0C)
株式会社美彩が販売する「THE SCALP 5.0C(スカルプ5.0C・化粧品)」が、ヒト幹細胞培養液を配合して生まれ変わっています。
ヒト幹細胞培養液とは、肝細胞が培養時に分泌される分泌液のこと。
この中には細胞に有用な物質が含まれ、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸のサポートもするといわれています。
その上、新成分のピディオキシジルやキャピキシル、リデンシル、またプラセンタやセンブリエキスなど、髪の毛に良さそうな成分をとにかく詰め込んだといった塩梅です。
4年連続モンド・セレクション金賞を受賞しています。
2018年12月にリニューアルされたばかりで、まだ参考になる口コミはほとんどありませんが、前バージョンのECサイトのレビューは、あまり評判が良いとはいえない様子です。
ちなみに、製造元は『ソヴール08』と同じ天真堂です。
ペルソナ(Persona)
株式会社ダブルへリックスのペルソナ(Persona・一部医薬部外品)は、「マジョラムエキス」「M-034」「リデンシル」「ピディオキシジル」などが使われているイマドキな育毛剤といった印象。
しかし、ペルソナの特筆すべき点はそれだけでなく、何と遺伝子検査によってその結果に合った育毛剤を購入できるといったセミオーダーシステムを実現した点です。
申し込むと、まず遺伝子検査キットが到着。
説明書にしたがい、ほほの内側の細胞を採取し送り返すと、2~3週間後にその検査結果に基づいた適した育毛剤と遺伝子検査結果レポートが届きます。
検査結果によって成分内容も変わってくるので(医薬部外品と化粧品が混在)、全成分は非公開となっています。
【検査で分かる内容】
毛髪や頭皮のタイプ、体質、遺伝子傾向によるAGA(男性型脱毛症)(※詳細)のリスクなど
【金額】
遺伝子検査と単品購入では、検査費24,800円+育毛剤19,800円=44,600円(税別、送料600円)
定期コースでは、遺伝子検査費込みで初回が5,980円、2回目以降は12,800円(税別、送料無料)
定期コースでも、6回未満で解約すると遺伝子検査費24,800円を請求されてしまうので要注意です。
※未成年は購入不可
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AGA専門クリニックでの遺伝子検査費用の相場が大体20,000円を考えると、このペルソナのシステムが安いのか高いのかは判断に迷うところ。
ただ検査を受けたくでも近くにクリニックがない人には便利なアイテムかも知れませんね。
薬局やスーパーで買える育毛剤は大手が優勢!?
育毛剤はインターネットがない時代から薬局やスーパーで売られてきたので、本来はこちらが主流といえます。
ただお店に並ぶということはそれなりの販売網が必要なため、市販品は大手企業のものが幅を利かせている傾向があります。
NFカロヤンガッシュ
昭和生まれの方にとって、第一三共ヘルスケア株式会社のカロヤンシリーズは、育毛剤の代名詞といってもいいのではないでしょうか。
シリーズの中でも現在の第一三共ヘルスケアのイチオシは『カロヤンプログレEX』。
ただランキングサイトでは『NFカロヤンガッシュ(第3類医薬品)』が人気です。
NFカロヤンガッシュの主成分は、皮膚科でも脱毛症治療に処方される「カルプロニウム塩化物(血流促進作用)」で、そのため育毛剤では珍しい第3類医薬品となっています。
ほかにも、皮脂をおさえる作用のある「カシュウチンキ」と毛母細胞を活性化させる「チクセツニンジンチンキ」の2種類の生薬、殺菌作用がある「ヒノキチオール」、皮膚や頭髪の健康をサポートする「パントテニールエチルエーテル」、爽快感をプラスする「l-メントール」を配合。
発毛力はなくても、頭皮のコンディションに役立つカロヤンシリーズには40年以上も愛されてきた実績があり、これからもまだまだニーズがありそうです。
カロヤンシリーズの詳細記事はこちら
スカルプD 薬用育毛スカルプトニック
スカルプD 薬用育毛スカルプトニック(医薬部外品)は、アンファー株式会社・スカルプDシリーズの1品です。
スカルプDといえばシャンプーが根強い支持を得ていますが、育毛剤(育毛トニック)も定番商品。
「グリチルリチン酸ジカリウム」「酢酸DL-α-トコフェロール」と、ツル科のタマサキツヅラフジの根茎から抽出される「タマサキツヅラフジアルカロイド」が3種の有効成分となっています。
「タマサキツヅラフジアルカロイド」には血流をよくする作用があり、古来から用いられてきた成分です。
「気持ちいい!」といった声が続出している、特許取得の特殊ノズルで、狙った部位にピンポイントで噴射できるのも人気のヒミツ。
こちらは市販品といっても、ドラッグストアでの取り扱いはほとんどなく、家電量販店やバラエティショップなどで販売されています。
またネット通販では、オトクな定期購入価格も用意されています。
薬用育毛スカルプトニックはあくまでも「育毛」なので、「発毛」を求めるならミノキシジル5%配合の『スカルプD メディカルミノキ5』を選びましょう。
サクセス バイタルチャージ薬用育毛剤
花王株式会社による大人の男性向けのヘアケアブランド、サクセスシリーズも有名ですよね。
サクセスには4種の医薬部外品の育毛ケア商品がありますが、中でも「発毛促進」を謳っているのは、『サクセス バイタルチャージ薬用育毛剤(医薬部外品)』だけ。
独自の有効成分「t-フラバノン」は、6ヶ月間の臨床試験で、新生毛の毛髪径が約20%増大、抜け毛数が20%以下に減少といった有効性がみられたため、日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインでも「C1:行ってもよい」と評価されていてます。
「t-フラバノン」が太くて強い髪の毛を作り、「ニコチン酸アミド」と「センブリエキス」の血行促進作用、「β-グリチルレチン酸」のフケ・かゆみ防止効果で頭皮環境もバッチリです。
MARO 薬用育毛 3Dエッセンス
『MARO 薬用育毛 3Dエッセンス(医薬部外品)』の製造販売元は株式会社ストーリア。
標準小売価格1,998円(税込、150mL)で育毛成分ギッシリなのが魅力です。
3種の有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」「ニンジンエキス」「センブリエキス」のほか、「テンチャエキス」「アロエエキス」「冬虫夏草エキス」「オウゴンエキス」などズラリ。
さらにメントール入りで爽快感も味わえます。
『MARO 薬用育毛 3Dエッセンス』は、育毛成分の基本をバッチリおさえつつ、低価格でドラッグストアなどでも気軽に購入できるため、育毛初心者にとっても手に取りやすい1品でしょう。
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気になるのは、エタノールが若干多めで合成香料が使われている点。
敏感肌の方はご注意を。
サロン専売育毛剤がひそかなブーム!?
サロンでしか購入できないアイテムと聞くと、あまり売れないのでは?と思ってしまいますが、実はそのような印象を覆す育毛剤が、ランキングサイトでもお目見えしています。
その代表的な2点をピックアップしてみましょう。
アデノバイタル アドバンスト スカルプエッセンス
資生堂が手がける『アデノバイタル アドバンスト スカルプエッセンス(医薬部外品)』は、資生堂が特許を取得した「アデノシン」が主成分。
「アデノシン」自体はもともと生物の体内に存在する成分ですが、それに育毛効果を見出したのが資生堂です。
血管拡張作用や発毛促進因子『FGF-7』の分泌促進作用で、脱毛症診療ガイドラインでも「B:行うよう勧める」と評価されています。
アデノシン以外にも育毛成分をたっぷり配合し、サロン専売ながらシリーズ累計300万本以上も売り上げているヒット商品です。
アデノバイタルには、シャンプーやトリートメントなどのラインナップがあるので、シリーズで愛用する人も。
「アデノシン」が無配合ながらも、医薬部外品成分を4種配合した『アデノバイタル スカルプトニック』も人気です。
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ECサイトでも販売されていますが、アデノバイタルシリーズを販売する資生堂プロフェッショナル株式会社によると、「正規ルートではないので品質やトラブル時の保証はできない」とのこと。
アデノシンの詳細記事はこちら
薬用ヘヤークロン
薬用ヘヤークロン(医薬部外品)は、サンスター株式会社のサロン専売品で、現在のバージョンは2001年からですが、商品自体は30年以上の歴史があります。
「父の代から愛用」「20年以上使っている」といった声も聞かれるほど息の長い育毛剤で、「髪の毛が抜けにくくなった」との意見が多数。
有効成分は、殺菌作用のある「サリチル酸」、殺菌・抗炎症作用の「グリチルリチン酸ジカリウム」、女性ホルモンと似たはたらきを持つ「エチニルエストラジオール」、血行促進作用の「セファランチン」など8種。
こちらもネット販売されていますが、サンスター社の推奨はあくまでもサロンでの購入とのこと。
ヘヤークロンシリーズには、ほかにも『ヘヤークロン薬用スカルプトニック(医薬部外品)』や『ヘヤークロンスカルプクレンジング』があります。
育毛剤では発毛につながらずおすすめできない!?AGAを改善するにはどうすれば良いの?
さまざまなサイトでよく目にする育毛剤をピックアップして解説しました。
ただこれらはまだまだほんの一部。
育毛アイテムは相性も大事ですから、ランキングサイトで上位だったからといって、良い育毛剤と信じてしまうのは早計で、自分に合うかどうかは実際に使ってみないと分からないのが実状です。
またランキングを主催する側にさまざまな思惑が潜んでいることも…。
ランキングサイトの信ぴょう性に関する記事はこちら
SNSのカキコミやECサイトのレビューも同様。
業者が雇って…なんてことも横行していますので、こちらも参考程度にとどめておきましょう。
そして、いくら知名度があっても、効果の根拠があいまいな新成分や専門用語の煙幕で何を言っているか分からないような理論を喧伝している育毛剤は、怪しい場合が多いので避けたほうが無難です。
でもそんな育毛剤の選び方を説明する前に一番重要な話。
育毛剤は「発毛」にはつながらない!ことを押さえておかなければなりません。
なぜなら育毛剤にはミノキシジルが配合されていないからです。
ミノキシジル(※詳細)といえば、日本で唯一一般用医薬品として発毛効果が認められている成分。
ここまで色々な育毛剤の配合成分を見てお気づきかと思いますが、誇大な理屈を振りかざすものは別として、大体が育毛環境を整えたり、発毛促進の土台作りに貢献したりといった性質のものばかりです。
頭皮環境の整えも大事なので、予防やAGA治療のサポートとしてはアリでしょう。
しかし育毛剤にはそのミノキシジルが配合されていないわけなので、発毛効果を期待することはできないのです。
進行していく運命のAGA(男性型脱毛症)(※詳細)を本気で改善したい方にとって、育毛レベルでは食い止めることは不可能なのでおすすめできません。
すでに予防段階を過ぎてしまうほどAGAが進行してしまった方は、やはり医療の力が必須。
AGAクリニックなら、進行を食い止めつつ発毛を実感できる治療薬が待っています。
ただ自分がどれくらいAGAが進行しているのかは分かりにくいもの。
そこで、まずはAGAクリニックの無料カウンセリングを受けてみて、自分の頭皮の状態をチェックし、治療が必要かどうか確認しましょう。
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本気で薄毛に悩んでいる方にとって、育毛剤はAGAを改善するアイテムとは言えません。
管理人の僕も銀クリで治療を始める前には、いかにも髪の毛が生えそうな感じの育毛剤をたくさん試しましたが、まったく効果はありませんでしたから…
AGA(男性型脱毛症)について徹底的に調べていくうちに、育毛剤では髪の毛が生えないことが分かった時は愕然としましたね。
本当に先に早く言ってよ!って感じでした。
そして、AGA改善に有効なのはミノキシジル(※詳細)とフィナステリド(※詳細)などのAGA治療薬が有効と判明し、クリニックでの治療にシフトチェンジしたわけです。
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現在僕は、ミノキシジルとフィナステリドの内服薬と、月に一度のメソセラピーで治療しています。
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ライター情報
torisawa
ダチョウ並みの頭髪と、ニワトリ並みの頭脳を持つ、薄毛歴10年の悩める35歳。 自らを実験台とし、よかれと思うものは手当たり次第試してきた経験を、皆さまと共有できたらなによりです。 ちょっぴりアレルギーが気になるので、育毛剤や発毛剤の成分には特にこだわりを持っています。 特技はポジティブシンキング。まだまだあきらめませんヨ!
ただそれでは話が終わってしまいますね。(苦笑)