カプサイシンに育毛効果がある?過剰摂取や体質による副作用には要注意!
※本記事は2018年10月時点の情報をもとに作成しています。
カプサイシン配合の育毛剤やサプリ多し!やっぱり効果アリ?
育毛には血流をよくすることが大事!と言われる場合が多いですが、それこそトウガラシなどに含まれる辛み成分カプサイシンの得意とするところ。
誰しも辛いものを食べて顔がカッカと紅潮したり、全身がポカポカと熱くなった経験があるのではないでしょうか。
そのため、カプサイシンは育毛の世界でもすっかりおなじみの成分です。
例えば育毛エッセンスの『フィンジア(※詳細)』のほか、育毛サプリの『チャップアップサプリ』『イクオスサプリ』『ぐんぐん(GUNGUN)』『ダブルインパクト』などに配合されています。
ところが一方で、「辛いものは髪の毛に良くない」の説も聞かれます。
本当のところ、どちらが正しいのでしょうか?
カプサイシンが育毛に役立つのであれば、ぜひとも取り入れていきたいところ。
そこで、カプサイシンの特徴や育毛との関係、また使用する際の注意点など徹底的に調査しました!
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ちなみに管理人の僕は、銀クリでAGA治療中です。
ミノキシジルとフィナステリドの内服薬と月に1度のメソセラピーの施術を受けています。育毛剤やサプリなどの対策では効果が無く本気で薄毛で悩んでいる方は、僕の治療経過や改善記録もチェックしてみてください!
僕の改善記録や調べて分かった育毛剤の真実はこちら
目次
カプサイシンは5種類!?トウガラシの味が異なるのは比率と辛みの質の違い
トウガラシなどの辛味成分であるカプサイシン。
さまざまな料理で味わえる身近な存在なわけですが、辛くてアツくてヒリヒリするといった感覚的な特徴のほかに、どういった性質があるのでしょうか。
カプサイシン(capsaicin)は、カプサイシノイドと呼ばれる化合物でアルカロイドの一種です。
化学式は『C18H27NO3』。
ナス科トウガラシ属の果実内部に多く含まれています。
(※トウガラシをはじめ、青唐辛子、シシトウ、ハバネロ、ハラペーニョなど)
しかし同じナス科トウガラシ属でも、ピーマンやパプリカにはほとんど含まれていません。
カプサイシンとザックリとまとめて呼ばれていますが、実は天然のカプサイシン類(カプサイシノイド類)には5種類あります。
- カプサイシン
- ジヒドロカプサイシン
- ノルジヒドロカプサイシン
- ホモカプサイシン
- ホモジヒドロカプサイシン
『カプサイシン』はそのものズバリな名前ですが、一般的にカプサイシンと言う際にはこの1種を指すのではなく、すべてひっくるめて呼ぶケースが多いようです。
このように5種類ありますが、トウガラシの辛味のうちカプサイシンが約70%、ジヒドロカプサイシンが約20%を占めていて、この2種類だけで9割になる構成で、ほかのカプサイシン類はほんのわずかです。
それぞれのカプサイシンは少しずつ風味(辛味の質)が異なっていて、またトウガラシの品種によってカプサイシンの比率が若干違っていることが品種ごとの味の違いに影響しています。
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辛いと段々舌の感覚がなくなってきて、なかなか味の違いは分かりづらいかもしれませんが、一度いろんな種類のトウガラシを食べ比べてみるのも面白そうですね。
カプサイシンが属するアルカイドとは?中毒性があり摂り過ぎには要注意!
カプサイシンは「アルカロイドの一種」と先述しましたが、そもそもアルカロイドとは何でしょうか。
カプサイシンの性質はアルカイドに属していることと深く関係しているため、しっかりとおさえておきましょう。
カプサイシンが属するアルカロイドとは、ある種の植物などから発見されている有機化合物のことです。
【主なアルカロイドの仲間】
コーヒーやお茶に含まれるカフェイン、タバコのニコチン、ジャガイモの芽のソラニン、トリカブトの有毒成分であるアコニチン、モルヒネ・メタンフェタミン・コカインといった麻薬や鎮痛剤の成分
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何か一癖も二癖もあるものばかりが並んでいるような…。(苦笑)
アルカロイド類は、植物などの生物が外敵から身を守るために生成されていると考えられ、上記のように毒にも薬にもなり、また中毒性のあるものが多く使い方や量に気をつけなければならない性質を持っています。
そんなアルカロイドの仲間であるカプサイシンにも、実は中毒性があることが分かっています。
別名を「脳内麻薬」と言い、脳内伝達物質のアドレナリンやエンドルフィンを分泌させる作用があるからです。
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たくさん摂取する習慣がある人ほど、またすぐに欲しくなる傾向があるのですね。
辛い味はクセになる!なんて言ってる人は、もしかするとすでに中毒になっている可能性も!?
激辛グルメも魅力的ですが、中毒になるほどのカプサイシンの摂り過ぎには注意しましょう。
そして心配なのはその毒性で、強い辛味刺激は毒といえば毒です。
しかし、その強烈な辛味のおかげか、命に関わるほどの量を一度に摂取するのは難しく、中毒にさえならないように注意すれば、人体には比較的安全なメリットのほうが多い成分といえます。
ちなみに、カプサイシンの致死量は体重1kgあたり60~75mgといわれています。
体重60kgの人であれば3,600~4,500mgです。
「えっ?4,000mg前後の少ない量で命の危険があるの?」といった印象を受けるかもしれませんが、トウガラシ1gに含まれるカプサイシンはたったの3mgほど。
つまり、1kg以上ものトウガラシを食べないかぎり致死量には達しません。
どんなに辛党でも、さすがにそれだけの量を一度に食べられないでしょう。
カプサイシンは強烈な辛味や灼熱感を引き起こし、その刺激がダイエットや健康増進に効果があることから、さまざまなサプリメントや健康食品に使われています。
またカプサイシンの灼熱感が痛みの伝達を抑制するため、疼痛治療の局所鎮痛薬としてクリームに配合されたり、咽頭や下気道の知覚神経を刺激する作用から嚥下反射障害の予防・改善にも使われたりと、医療の現場でも大活躍です。
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そのほか、催涙スプレーや虫除け、動物除けなどにも利用されています。
トウガラシパワーは侮れませんね!
カプサイシンの効果効能について
ここからはカプサイシンの主な効果効能を詳しくみていきます。
血流をよくし冷え性を改善
カプサイシンが体内に入ると、中枢神経を刺激してアドレナリンが分泌されます。
アドレナリンが血中に放出されると血圧や心拍数が上がり、一時的に体温が上昇して発汗がうながされるなど代謝がアップします。
また外用として用いても血管が拡張されて血行が良くなるため、さまざまな育毛サプリや育毛剤に配合されているわけです。
ただし過剰に摂取すると、刺激がストレスとなって交感神経が優位になり過ぎ、必要以上のアドレナリンが分泌されてしまいます。
そうなると、血管の収縮をまねいて血液が末端まで行き届かなくなり、かえって冷えを起こさせる原因にもなりますので、摂取量はほどほどにしましょう。
消化力をアップさせ、新陳代謝を高めて健康に
カプサイシンを適度に摂ることで、唾液や胃液などの消化液の分泌をうながし消化力が高まります。
すると、栄養を効率的に取り込めて新陳代謝やデトックスもスムーズに。
むくみや便秘の解消、疲労回復にも役立ちますし、栄養がしっかり吸収できて身体の健康が保たれると、発毛器官にもいい影響をおよぼすことが可能です。
この健康効果は長寿にもつながります。
中国やアメリカなどの大学が共同で行った、50万ほどの中国人を対象にした9年間の追跡調査では、トウガラシを使った料理を普段から食べる人は、そうでない人より長生きする傾向があると分かりました。
週に1~2日辛い料理を食べる人は、週1回未満の人に比べて10%ほども死亡リスクが低下していたとのこと。
とはいえ、カプサイシンは刺激物であり、摂り過ぎると胃腸を傷めることにもつながりますから食べ過ぎには注意してください。
肥満を予防・改善
カプサイシンは、代謝を高めて脂肪を燃やしやすい状態にしてくれることから、ダイエットサプリによく配合されています。
またコレステロール値をおさえる作用も報告されていますし、便秘解消効果とあいまってダイエットサポートに最適。
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肥満は薄毛の進行にも影響するケースがあるので、カプサイシンを上手に使ってダイエットできたら一石二鳥かも。
しかし、食欲増進作用にまかせて食べる量が増えると逆に太るケースも。
カプサイシンを摂取しているからと安心せず、カロリーコントロールも忘れずにしましょう。
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「カプイソ理論」とは、カプサイシンとイソフラボンを併せて摂取すると育毛効果が得られる?
「カプイソ理論」は、「IGF-1育毛理論」とも呼ばれている薄毛業界ではかなり有名な理論です。
この理論を提唱し名を上げたのは、当時名古屋市立大学の教授だった岡嶋研二博士。
現在は、脱毛症治療を専門とした名古屋Kクリニックの院長を務めています。
【カプイソ理論とは】
IGF-1(インスリン様成長因子)の量は、13~17歳がピークといわれ、その後はゆっくり減少していきます。
それが薄毛の原因にもなるとのこと。
カプサイシンとイソフラボン(※詳細)を併せて摂取すると、相乗効果によってIGF-1の増加がうながされ、毛母細胞の分裂が活発になって育毛効果が得られる。
どうしてこの二つの成分を摂ると、IGF-1が増えるのでしょうか?
カプサイシンが体内に入ると、知覚神経を刺激しIGF-1を増加させるCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が放出されます。
しかし、カプサイシンはCGRPを放出できるものの作れません。
そこでイソフラボンの登場です。
現状、イソフラボンはCGRPを作り出せる唯一の成分。
イソフラボンがCGRPを作り出し、カプサイシンがそれを放出するコンビネーションによって、IGF-1をドンドン増やしてくれるわけです。
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それにしても、カプサイシンとイソフラボンを同時に摂りさえすれば薄毛の悩みがなくなるのであれば、こんなにラクなことはありません。
麻婆豆腐やキムチ納豆を食べればOK、サプリメントを利用すればもっと手軽です。
よって、カプイソ理論は薄毛に悩む人々のハートを掴んでかなり話題となりました。
テレビや雑誌でも数々の特集が組まれ、カプサイシンとイソフラボンの成分をセットにしたサプリメント『ダブルインパクト』も売り出されました。
「カプイソ理論」のブームが終焉した理由
しかし、話題となった「カプイソ理論」も終焉をむかえることとなります。
その理由は何だったのでしょうか。
実は、2011年から2012年にかけて、岡嶋教授をはじめとするこの研究グループが作成した複数の論文に捏造が発覚したからです。
調査は2005年に岡嶋氏が名古屋市立大学教授に着任する以前の熊本大学医学部時代までさかのぼり、1997~2011年の19本もの論文にデータの流用や捏造があったとのこと。
これが原因で、岡嶋研究グループの准教授は懲戒解雇処分を受け、岡嶋氏も停職6ヶ月の処分を受けたのち、名古屋市立大学を去ることになりました。
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一部の論文に不正があったからといって、すべてウソとなるわけではありませんが、信憑性を疑うには充分。
ただ捏造発覚によってカプイソ理論のブームは終焉を迎えたものの、その有効性については、現在もさまざまな議論が続いています。
サプリメント「ダブルインパクト」の口コミの評価
では、カプサイシンとイソフラボンがセットになったサプリメント『ダブルインパクト カプサイシン・イソフラボン 育毛基本セット』(セット価格10,800円)の実際の評価はどうなのでしょうか。
楽天市場でレビューをチェックしてみました。
評価がついている18件中効果ありの感想は5件です。
ハッキリとした効果があったのは1件。
「頭頂部に部分的ですが、コシのある黒い毛が生えてきてます」
あとはあいまいな表現が並んでいます。
「抜け毛が減ったような気がします」
「毛がちょっとずつ出てきてるみたいです」
効果の有無を判断できるほどのレビュー数はないですが、それでも岡嶋氏が語る「5ヶ月で75%の人に改善効果がみられました」の話は本当か?と疑ってしまいます。
とはいえ、カプサイシンもイソフラボンも摂取量や体質との相性にさえ気をつければ、育毛にプラスとなる成分であることには変わりないようです。
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ただ育毛と発毛は違い、カプサイシンのみでAGA(男性型脱毛症)(※詳細)を改善することは難しいでしょう。
日本で唯一発毛効果が認められているのはミノキシジル(※詳細)のみ。
いくら髪の毛が生えそうな宣伝文句が並んでいても、カプサイシン配合の育毛剤や育毛サプリにはミノキシジルが配合されていません。
また発毛も大事ですが、抜け毛を減らすこともより重要。
水を穴の開いた容器に注ぎ続けても溜まらないように、抜け毛を予防しなければいくら髪の毛を生やしてもどんどん薄毛が目立っていくだけです。
そこで、AGAの進行抑制効果が期待できるフィナステリド(※詳細)やデュタステリド(※詳細)も併用しましょう。
育毛剤や育毛サプリは比較的安くお試しで始めやすいですが、薄毛に悩んでいる方は、費用対効果を考えると、圧倒的にクリニックで処方される内服薬治療でしょう。
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torisawaさんが言うように、僕も実際に銀クリでミノキシジルとフィナステリドの内服薬治療を行い、AGA改善の近道はこれだ!と実感しています。
育毛剤はいろいろ試しましたがまったく効果はなかったのでね。
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辛いものを食べるとハゲる説は本当か徹底検証
「カプイソ理論」はさておき、カプサイシンを適度に摂ると育毛にも健康にもプラスになることがわかっています。
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ただ「トウガラシなどの辛いものを食べるとハゲる」のウワサを耳にしたことはありませんか?
まさかとは思いながらも、やっぱり気になります。
結論からいうと、カプサイシンによって髪の毛が抜けることはありません。
科学的な根拠もないですし、辛いものでハゲたなんて実例を知っている人はいないのではないでしょうか?
むしろ、トウガラシを使った料理が多いメキシコや韓国には薄毛の人が少ないデータもあるほど。
それに、以前ドイツのルドルフウィルヒョウ大学病院で行われたマウスを使った実験でも、体毛の休止期状態のマウスの背中にカプサイシンを皮下注射したところ、顕著な毛髪成長がみられたとのこと。
この実験では、カプサイシンそのもののほかにも、カプサイシンによって分泌が促進される『サブスタンスP』という痛覚の伝達物質の皮下移植も試みているのですが、こちらのマウスもカプサイシン群と同様に毛髪成長がみられたようです。
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もちろん「顕著な毛髪成長」がどの程度なのかは不明ですが、少なくとも毛が抜けるといった現象が起こらなかったのは確かですね。
では、どうしてカプサイシンなどの辛いものでハゲる説が根強くささやかれ続けているのでしょうか?
ひとつには、カプサイシンのピリピリとした印象のためと思われます。
カプサイシンは、粘膜などの敏感なところに付着するとかなりの痛みを感じます。
またトウガラシを使った料理をたくさん食べた翌朝に、トイレでツライ経験をした人も少なくないでしょう。
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そんな刺激的なものが、脱毛が始まりそうなセンシティブな頭皮にダメージを与えないわけがないといったイメージがあるので、「辛いものでハゲる説」がささやかれ続けるのも致しかたありませんね。
そして、カプサイシンには発汗作用があることから、頭皮が不潔な状態になるのではないかといった不安感も、辛い物=ハゲ説を強めているようです。
薄毛が気になる人にとってみれば、心も頭皮と同様かそれ以上にセンシティブになっているため、このような危機意識を抱いてしまうのも仕方ありません。
しかし、どちらの推測も杞憂であるのは明らかです。
頭皮は粘膜ではなく外皮ですから、敏感肌や極度の乾燥肌でなければ、育毛剤に配合されているカプサイシンの量くらいならまず大丈夫。
また、体内に入ったカプサイシンが内側から毛根を攻撃することもありません。
頭皮に汗をかいても、何日も放置しなければそれほど心配する必要もないでしょう。
ただし、カプサイシンの過剰摂取ともなれば話は別です。
カプサイシンも、過ぎたるはなおおよばざるが如し。
摂り過ぎによって消化器系の健康を損ねれば、当然髪の毛を作る器官にも影響が出ますし、濃度の高いカプサイシンを頭皮に塗り込めば炎症が起こるのは当たり前。
何事もほどほどが肝心です。
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もしかして、過去に思い切りムチャをして薄毛になった人がいたから、辛いものはハゲる説が広まったのかもしれませんね。
カプサイシンの副作用とは?摂取量だけでなく体質にも注意が必要
摂り過ぎると害にもなるカプサイシン。
カプサイシンによって髪の毛は抜けなくても、消化器を傷めるだけでなく、何と胃がんを発症するリスクが高まることも報告されています。
メキシコ国立公衆衛生研究所は、「メキシコの青唐辛子ハラペーニョを毎日10~20本以上食べると胃がんになりやすくなる」といった警告を発しているのです。
そしてメキシコだけでなく、キムチやユッケジャン、スンドゥブチゲなどの料理でトウガラシを多用するお隣の韓国では、胃がんの発生率が世界1位で、日本の約2倍だと考えるとかなり心配です。
2015年8月には、韓国の建国大学のマウスを使った実験によって、カプサイシンががんの発生に関わるたんぱく質(COX-2)を発現させると判明したとのことですから、過剰摂取はもう消化器だけの問題にとどまりません。
また、カプサイシンの強い刺激に何度もさらされると、舌にある味蕾がダメージを受けて味覚障害になるケースも。
そうなった場合、さらに強い辛さを求めてエスカレートしていき、結果として中毒状態に陥る可能性も高まっていきます。
そして、カプサイシンの刺激はアレルギーを誘発するおそれもあるのです。
カプサイシンが体内に入ると、神経からサブスタンスPが放出されるのですが、これが肥満細胞に作用しヒスタミン遊離を促すのです。
それにより皮膚に痒みが出る場合もありますし、食べる際にのどの粘膜を刺激し、気管支狭窄が起こってぜん息発作につながる場合も。
痛み止めとして使われるカプサイシンクリームにも、以下の注意点があります。
「カプサイシンクリームを塗布した際に、カプサイシンが気道内に吸入されると咳嗽を誘発する。気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患など気道の過敏性が亢進しているような場合は注意を要する」
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たとえ致死量に達しなくても、命の危険にさらされるケースもあるわけです。
こうなってくると、量だけでなく体質も考慮にいれなければなりませんね。
カプサイシンは発毛ではなくあくまで育毛をサポート!
カプサイシンは、昔から健康増進に使われてきているわけなので、上手に使えば育毛にも役立ちます。
頭皮も身体も元気になり、おまけにダイエットにも有効なのであれば活用しない手はありません。
しかし、カプイソ理論の信憑性が崩れた現在、カプサイシンに発毛効果を期待するのは難しそうです。
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カプサイシンにもの凄く発毛効果があるのであれば、辛いもの好きはフサフサな人が多いでしょうし、そもそもAGA治療でどんどん使われているはずです。
ですから、髪の毛が生えるとは期待せず、あくまでも育毛サポートと考えていきましょう。
ただ副作用などでも先述したように、カプサイシンは中毒性があって刺激が強く、取り扱いに注意が必要な成分です。
特にアレルギーがある人は危険ですし、胃がんのリスクが高まるなんてコワい話もあります。
そうなると、AGA(男性型脱毛症)(※詳細)を改善するのに「育毛」レベルのカプサイシンだけに頼るのは割にあいません。
やはりクリニックで処方されるAGA治療薬の方がより確実。
日本で唯一発毛効果が認められている成分ミノキシジルとAGAの進行抑制効果が期待できるフィナステリドやデュタステリドの併用です。
いろんな症例を熟知している医師の指導のもとでなら、安心して発毛治療に励めるでしょう。
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僕は銀クリに通院中で、ミノキシジルとフィナステリドの内服薬、月に一度のメソセラピーでAGA治療中です。
これまで髪の毛が生えそうな育毛剤もたくさん試しましたが、実際に通院して費用対効果を考えると、torisawaさんの言うようにクリニックでの内服薬治療が、やはりAGA改善の近道だと実感してます。
本気で薄毛に悩んでいる方は、僕の治療経過や改善記録もぜひチェックしてみてください。
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銀クリ(銀座総合美容クリニック)
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ライター情報
torisawa
ダチョウ並みの頭髪と、ニワトリ並みの頭脳を持つ、薄毛歴10年の悩める35歳。 自らを実験台とし、よかれと思うものは手当たり次第試してきた経験を、皆さまと共有できたらなによりです。 ちょっぴりアレルギーが気になるので、育毛剤や発毛剤の成分には特にこだわりを持っています。 特技はポジティブシンキング。まだまだあきらめませんヨ!
確かに刺激性の強いカプサイシンは、弱った毛根に悪影響をおよぼしそうな気がしないではないですよね。
しかし、髪の毛にマイナスになるものなら育毛グッズに使われるはずがないし…。