海藻類を食べると髪の毛が生えるって本当！？発毛にまつわる都市伝説を徹底検証します

昆布やワカメなどの海藻類を大量に食べても発毛するわけではない

結論から先に言います。

「海藻類をたくさん食べたからといって髪の毛は生えません。」

なぜなら髪の毛の成分の大部分はケラチン（タンパク質）が占めているのに対し、昆布やワカメなどの海藻類にはそれらがほとんど含まれていないからです。

ちなみに髪の毛の主成分はケラチン（タンパク質）ですが、残りは水分や脂質、メラニン色素などです。

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  主成分のケラチン（タンパク質）を摂らなければ髪の毛はできないということ。

  だから海藻類を食べても髪の毛が生えないわけですね。

それなのに、なぜ昔から「海藻類を食べると髪の毛が生える」と言われ続けているのでしょうか。

海藻類を食べると髪の毛が生えると言われている理由

調べてみると、ほとんど以下の二つの理由に絞れます。

言われてみれば確かに、強くて黒い髪の毛イコール海藻のイメージができなくもありません。

でも黒くてツヤがある食べ物なら黒豆でも良さそうなもの。

それに、あまり水がなくても育つサボテンだって、食べれば（もちろん食用のサボテン）少しの栄養でも抜けにくい丈夫な髪の毛が生えそうな気もするわけですが…。

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  なお黒豆は育毛効果がある食材としても挙げられているので、いつかコラムや記事で検証してみようと思います

海藻類には髪の毛の主成分がほとんど含まれていないので、食べても髪の毛が生えてくるわけではありません。

ただ、海藻類にはビタミンやミネラルが豊富なんです。

後述しますが、このビタミンやミネラルは髪の毛を作るサポート役になります。

そのため、海藻類は髪の毛にとって良い食材であることから、髪の毛が生えるといった都市伝説が広まったのではないでしょうか。

海藻類の豊富なビタミンやミネラルは髪の毛に必要な成分

海藻類にはビタミンやミネラル（ヨウ素）などが豊富に含まれています。

例えばビタミンCは、胃で分解されながら血液に送られる髪の毛に必要な「アミノ酸」を届ける血液循環に重要な役割があり、ビタミンBは疲労回復や頭皮の新陳代謝をサポートするので、髪の毛の成長に大きく関わってきます。

また甲状腺ホルモンはタンパク質などの栄養素の新陳代謝を促進する働きがありますが、ミネラル（ヨウ素）には、その甲状腺の働きを活性化する効果があるのです。

つまり、ミネラル（ヨウ素）を摂ることによって、髪の毛の主成分のタンパク質が代謝されやすくなるので、結果髪の毛の成長も促進されるということです。

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  ビタミンやミネラル（ヨウ素）が髪の毛の生成のサポートになるというのは、このような理由からですね。

 
ただ、ヨウ素の過剰摂取（厚生労働省発表）には注意が必要です。

厚生労働省の日本人の食事摂取基準（2015年版）概要によると、性別に関係なく18歳以上のヨウ素の推奨摂取量は一日130μg（マイクログラム）、耐容上限量が3,000μgとされています。（妊婦の場合は2,000μg）

ちなみに1,000μg＝1mg（ミリグラム）です。

※参照：文部科学省の日本食品標準成分表2015年版（七訂）

 
ワカメだと188g、昆布の煮干しだと1.5gで上限を超えてしまいます。

健康な人であれば過剰摂取しても排泄によって調節されるとのことですが、それでも甲状腺機能低下症などが起こる可能性があるため、あまり食べすぎるのは良くないようです。

髪の毛の主成分ケラチン（タンパク質）を多く含む食品は？

海藻類はビタミンやミネラルが豊富に含まれているので、髪の毛を作るサポート役となると先述しました。

では、髪の毛の主成分であるケラチン（タンパク質）を多く含む食材にはどのようなものがあるのでしょうか。

ケラチンは硫黄を含んだタンパク質でできているので、含硫アミノ酸を多く含んだ食材を摂るのが有効です。

 
■魚：アジやサバ、イワシ、サンマ、白身魚など
■肉：脂肪の少ない鳥のささみやひれ肉
■大豆製品：豆腐や納豆
■その他：鶏卵や乳製品（チーズ）

 
ただし、総タンパク質の量は一定に保つ必要があるため、含硫アミノ酸を多く含むタンパク質の量を増やした場合は、その他のタンパク質の量は減らしましょう。

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  食品データベースを見ると、パセリ100gあたりのタンパク質が28.7gと多いと判明。
  これはパセリジュースを飲むしかないのかも。

  ただパセリ100gってどれくらいの量になるんだろう…。（苦笑）

健康な髪の毛は健康な体から！バランスの取れた食生活が重要

髪の毛を生成するサポートにはなるけど、海藻類だけを大量に食べたからと言って髪の毛は生えません。

何事にもバランスの取れた食生活が重要です。

血液サラサラにしたいからと、例えば納豆だけを食べ続けたとしても逆に身体を壊しそうですからね。

なので、髪の毛の主成分であるケラチン（タンパク質）を多く含むアジやイワシなどと、ビタミンやミネラルを多く含む海藻類を、うまくバランス良く食べることで発毛効果を高められるのではないでしょうか。

僕は一人暮らしなので、好きなものや外食がどうしても多くなりがち。

「健康な髪の毛は健康な体から。」をしっかりと心に留め、とりあえず明日から（苦笑）バランスのとれた食生活を実践していきたいと思います。

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  僕は現在も銀クリでAGA治療中です。

  銀クリで治療を始めるきっかけや薄毛改善記録は、以下の記事も見てみてください！

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