アデノシンの育毛効果や副作用を徹底リサーチ、成分配合の育毛剤をまとめました
※本記事は2018年10月時点の情報をもとに作成、2019年6月に一部修正しています。
アデノシンは薄毛に効く!?
2004年、資生堂がアデノシンの成分に育毛効果があることを発見し、厚生労働省から医薬部外品の承認を受けました。
その後2011年に商品化されてからはジワジワと注目されるようになり、現在では日本皮膚科学会からもAGA(男性型脱毛症)(※詳細)の治療に「行うよう勧められる」の評価が下されています。
しかし資生堂が特許を取得しているため、現状国内において正規ルートで購入できるものとしては、資生堂が販売しているアデノバイタルシリーズやアデノゲンシリーズなどでしか、アデノシンの育毛効果を体感することができません。
そこで、アデノシンとは一体どのような成分で育毛効果は期待できるのか、とことんリサーチしました!
私とそしてあなたの薄毛に、果たしてアデノシンは役立ってくれるのでしょうか?
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ちなみに管理人の僕は、銀クリでAGA治療中です。
ミノキシジルとフィナステリドの内服薬と月に1度のメソセラピーの施術を受けています。育毛剤やサプリなどの対策では効果が無く本気で薄毛で悩んでいる方は、僕の治療経過や改善記録もチェックしてみてください!
僕の改善記録や調べて分かった育毛剤の真実はこちら
目次
アデノシンはどのような作用がある成分?
アデノシンは生物の体内に存在する成分で、人工的に作られた成分ではありません。
塩基のアデニンに糖の一種であるリボースが結合した状態がアデノシンで、プリン骨格を有しています。
普段生活をしている上で、アデノシンの存在を意識することはまったくないかもしれません。
しかしDNAを構成する成分の核酸塩基のひとつでもあり、遺伝情報のコードや体内のエネルギー源になったかと思えば、エネルギー輸送に関わったり神経伝達成分として働くなど、何気に日々大活躍しているのです。
また、アデノシンに3つのリン酸が結合するとATP【アデノシン三リン酸(adenosine triphosphate)】となり、細胞内でエネルギーがやりとりされる際の仲立ちに用いられます。
アデノシンは全身の細胞にみられ、それぞれの場所や組織でさまざまな役割を担っていて、いろんな顔をみせてくれます。
では、その仕事ぶりをざっと見てみましょう。
心筋障害による虚血刺激が発生すると、アデノシンが大量に遊出され強力な心筋保護作用を発揮します。
冠血管を拡張させ、血液循環を改善する冠血流量調節因子としての働きも。
また血管を拡張させるため、心臓のポンプ機能の後押しにもなります。
血液の中では抗血小板作用を有し、血管が傷つくと血管の収縮や血小板凝集をうながし、出血を止めるのに役立ちます。
脳内では阻害性神経伝達物質として作用します。
脳が日中活発に働いている時に、アデノシンが少しずつ脳内に拡散され、アデノシン受容体に結合されていきます。
すると、脳を覚醒させる神経伝達物質ヒスタミンの放出をおさえ、その結合があるレベルまで達すると、眠気や疲労感がやってきて自然に休息へといざなうシステムとなっています。
アデノシンが、アストロサイトという中枢神経系に存在する細胞のアデノシン受容体に作用すると、神経細胞を修復するBDNF(脳由来神経栄養因子)の発現を亢進(こうしん)するため、うつ治療にも効果的です。
※亢進(こうしん):通常の状態より機能が高まること
腎臓では、腎臓から分泌される酵素レニンを抑制する作用があります。
レニンは、血圧を上昇させるホルモンを作り、腎臓の血圧調節作用と拮抗して血圧を安定させる役目があるのですが、腎機能が低下すると高血圧症の原因に。
アデノシンは、余分なレニンをおさえて腎臓をサポートし、血圧を安定させる効果があります。
肝臓内では、グリコーゲンの分解を促進させてグルコースを形成し、その取り込みをバックアップします。
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ほかにも、その役割は多岐に亘っています。
・副腎ではステロイドホルモンの産生増加
・ヒスタミンをおさえてアレルギー症状を改善させる
・免疫機能をコントロールして移植手術などの治療の拒絶反応をおさえるなど
【アデノシンは幅広い疾患の治療に活用】
心臓疾患、筋ジストロフィー、小児麻痺、腎疾患、ぜん息、高血圧症、うつ、不眠症など
現在でも世界中でアデノシンに関する研究が進み、続々と特許の申請・取得が行われているのを鑑みると、きっとこれからも、さらに多くの効果が発見されるのではないでしょうか。
また人体以外でも、ホタルやチョウチンアンコウなどの生物発光、電気ウナギの筋肉性発電にもアデノシン(アデノシン三リン酸として)が関わっているとのことですから、その活躍の幅広さは計り知れませんね。
アデノシンの頭皮や髪の毛に対する効果とは
あまりにも守備範囲が広いアデノシン。
では頭皮や髪の毛には、どのような効果があるのでしょうか?
血行を促進させて、頭皮環境を整える
先述したように、アデノシンには血管を拡張させる作用があります。
血管が拡がると血流もアップし、酸素や栄養素を髪の毛の工場である毛母細胞へどんどんと届けられるようになります。
発毛促進因子『FGF-7』の分泌を促進
細胞を増殖させるためには、『線維芽細胞増殖因子(FGF=Fibroblast Growth Factor)』が欠かせません。
23種類あるFGFの中で発毛に関わるのは、毛乳頭から産出される『ケラチノサイト増殖因子(KGF=Keratinocyte Growth Factor)』で、またの名を『FGF-7』と言います。
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アデノシンは、このFGF-7の分泌を促進する効果があるため、薄毛改善の手助けとなるわけです。
FGF-7は毛母細胞の分裂を促してくれるので、発毛数がアップしますし、細胞自体の元気を底上げしてくれることにより、ヘアサイクルの成長期を延長させる作用も。
ちなみにAGA(男性型脱毛症)(※詳細)は、テストステロンと5αリダクターゼが結合してできるジヒドロテストステロン(DHT)が、髪の毛の成長期を短縮させることで進行していきます。
ヘアサイクルは、一生涯の中で回数がかぎられているので(15~30回)、そのヘアサイクルの中で一番長い成長期をどれだけ保てるかが、将来の髪の毛の本数に関わってくるわけです。
脱毛症診療ガイドラインでアデノシンの評価が『B:行うよう勧める』に上がった臨床試験データ
資生堂の研究によると、薄毛状態に陥っている毛乳頭細胞では、FGF-7が何と通常の半分にまで減っているのが明らかになっています。
またアデノシンも同様に半分ほどだったとのこと。
ですから、アデノシンがFGF-7産出のカギを握り、ひいては毛母細胞の活動に影響しているのが分かります。
こうした効果を受け、日本皮膚科学会が数年ごとに発表している脱毛症診療ガイドライン(※参照)にも変化がありました。
【2010年版】※資生堂が『アデノバイタル スカルプエッセンス』を発売する前
AGAに対する評価⇒「C1:行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない」
【2017年版】
AGAに対する評価⇒「B:行うよう勧める」
アデノシンは、2010年版の時点では「FGF-7の分泌をうながすことを立証する十分な研究データが得られていない」理由からC1評価でした。
そして2010年以降に行われた臨床試験のデータによって、2017年版の評価アップの根拠となったようです。
ではその3種の臨床試験の内容を詳しく見ていきましょう。
0.75%濃度のアデノシン配合ローションを用いた、毛髪径・軟毛率・太毛率の比較試験
- 被験者はAGA(男性型脱毛症)がみられる男性101名
- A(51名)とB(50名)の2つのグループに分ける
- Aグループ(51名):アデノシン配合ローション
- Bグループ(50名):ナイアシンアミド配合ローション
- それぞれ6ヶ月間使用させた、二重盲検無作為試験
【毛髪径・軟毛率・太毛率の中等度改善以上の改善率】
A:アデノシン配合ローション群 | 51名中41名(80.4%) |
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B:ナイアシンアミド配合ローション群 | 50名中16名(32.0%) |
『二重盲検試験・非盲検試験とは』
臨床試験で服用する薬、Y薬とZ薬があったとします。
二重盲検試験:医師(医療従事者)と患者ともに、どちらの薬を飲んでいるか知らない。(第三者によって割り振られる)
非盲検試験:医師(医療従事者)と患者ともに、どちらの薬を飲んでいるか知っている。
ちなみに医師(医療従事者)のみ知っている(患者はどちらの薬を飲んでいるか知らない)場合は、『一重盲検試験』と言います。
0.75%濃度のアデノシン配合ローションを用いた、太毛率・軟毛率・毛髪密度の比較試験
- 被験者はAGA(男性型脱毛症)がみられる白人男性38名
- Aグループ:アデノシン配合ローション使用
- Bグループ:プラセボ群
- それぞれ6ヶ月間使用させた、ランダム比較試験(人数や比率は不明)
『太毛率(60μm以上)の変化』
アデノシン配合ローション群が、プラセボ群より有意に高かった(P<0.0001)
『軟毛率(40μm以下)の変化』
アデノシン配合ローション群が、プラセボ群より有意に低かった(P=0.0154)
『毛髪密度の変化』
アデノシン配合ローション群が、プラセボ群より有意に高かった(P=0.0470)
0.75%濃度のアデノシン配合ローションと、5%濃度のミノキシジル配合ローションを用いた太毛率の比較試験
- 被験者はAGA(男性型脱毛症)がみられる男性94名
- 約半分ずつ2つのグループに分ける
- Aグループ:アデノシン配合ローション使用
- Bグループ:ミノキシジル配合ローション使用
- それぞれ6ヶ月間使用させた、ランダム比較試験
『太毛率の変化』は両グループで有意差がみられなかった
しかし、被験者満足度はアデノシン配合ローション群のほうが高かった
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結果としては、最初の比較試験以外は大雑把な表現が気になります。
また元の論文を見ても「さらなる研究が必要と思われる」と結ばれているものもあり少し微妙な感じが拭えません。ただ日本皮膚科学会が評価を引き上げたのは、これらの試験データが材料となったのは間違いないようです。
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確かに2017年版では評価が高まっていますが、微妙な太毛率の改善程度では、進行するAGA(男性型脱毛症)(※詳細)に立ち向かうことは難しいでしょう。
AGAを改善するには、発毛と進行抑制がカギとなります。
いくら髪の毛を生やしても、それ以上に抜け毛が増えてしまったら薄毛がどんどん進行していくだけ。
逆に抜け毛が予防できても、強く太い髪の毛が生えなければ一向に改善しません。
それには、日本で唯一一般用医薬品として発毛効果が認められているミノキシジル(※詳細)と、AGAの進行抑制効果が期待できるフィナステリド(※詳細)やデュタステリド(※詳細)の治療薬を併用することです。
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僕はいろいろな育毛剤を試しても効果は無く、実際に銀クリに通院してみてミノキシジルとフィナステリドの内服薬治療がAGA改善の近道だとさらに実感しました。
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アデノシンの副作用とは、生体内成分なので起こるのは稀
アデノシンは、もともとが生体内成分なので副作用はほとんどありません。
しかし稀に、血管拡張作用の影響により、顔面の紅潮、頭痛、血圧低下、胸の不快感、気道しめつけ感などが起こるケースがあります。
ですから、低血圧症や心臓疾患がある場合には注意が必要です。
そのほかに、食欲不振、胃腸障害、口内炎、皮膚のかゆみ、精神不安定、耳鳴り、脱力感なども報告されています。
ただし、これらは医師の監督下で処方される医療用のアデノシンによるもので、服用や点滴などで体内に入った際に、このような症状が現れる場合があります。
なので、育毛剤で頭皮に塗る程度であれば、とくに問題はありません。
副作用があるにしても、血流増加や添加物によって起こるアレルギーのためのかゆみ程度と考えていいでしょう。
また、他の薬剤との関連性について資生堂の担当者に伺うと、「塗布用のアデノシンの作用は頭皮表面にとどまるため、あまり気にしなくて良い。」とのこと。
万が一、疾患治療で内服用アデノシンを使用していても問題はないそうです。
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とはいえ、何らかの治療を受けている人は、念のため医師に相談してからにしましょうね。
アデノシン使用中はコーヒーが飲めないって本当!?
副作用も気になるところですが、もっと身近な問題なのがカフェインとアデノシンとの関係。
アデノシンは、カフェインによって効果が阻害されてしまうのが、2010年版の『脱毛症診療ガイドライン』でC1評価の原因の一つとも噂されているのです。
先述したように、アデノシンが日中の活動で脳内に拡散され、アデノシン受容体に結合されていくことで眠気が起こります。
実はアデノシンはカフェインと構造がよく似ているため、同じプリン骨格であるカフェインが体内に入ると、アデノシンに代わってアデノシン受容体と結合してしまうのです。
しかし似ているといっても、カフェインは所詮アデノシンとは別物。
アデノシンがアデノシン受容体と結合することによって起こる眠気や疲労感は、カフェインでは起こりませんし、またFGF-7の産出を促してもくれません。
このイス取りゲームに破れたアデノシンは、正常に代謝できなくなるので、カフェインの影響が続くかぎり、その作用の恩恵にあずかることもできません。
カフェインは時に眠気を吹き飛ばしてくれるのでありがたいですが、育毛効果が低下するのはとても困りますね。
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とはいっても、育毛剤で頭皮に塗るくらいならカフェインの影響はないのでは?と思う人もいるかも知れません。
ところがカフェインは、体内に入ると20~30分で吸収され、血液にのって身体中をめぐり始め、当然頭皮にまで届きます。
毛乳頭細胞表面のアデノシン受容体にアデノシンを送り込むことによって育毛効果を得ようとしているのに、カフェインが結合してしまっては、せっかく塗ったアデノシンがあぶれてしまうわけです。
カフェインのアデノシン阻害がいきすぎると、育毛効果がなくなるだけでなく、疲れていても内臓や脳、筋肉などの組織が休息をとれず健康にも悪影響をおよぼします。
しかも、本来必要であるアデノシンを取り込めなかった脳内では、ストレスホルモンを生み出してしまうのです。
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不健康もストレスも育毛の敵。
カフェインは薄毛の原因になる可能性があるので、たとえアデノシン配合の育毛剤を使用していなくても、摂りすぎには注意しましょうね。
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torisawaさんはこう言ってますが、銀クリの正木院長によると、コーヒーがAGA(男性型脱毛症)に悪影響を及ぼすことはないようです。
ただ大量摂取で寝られなくなったら問題ですが…とも言われました。
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アデノシンは特許取得の関係で国内では資生堂製品にのみ配合
先述しましたが、育毛有効成分のアデノシンは資生堂が特許を取得しているため、国内では資生堂製品のみに配合されています。
以下がアデノシンが使われている製品です。
- アデノバイタル アドバンスト スカルプエッセンス(サロン専売品)
- アデノバイタル スカルプエッセンスV(アドバンスト スカルプエッセンスのリニューアル前の製品)
- アデノバイタル オプティマイジングジェル(サロン施術用)
- アデノバイタル シールインスプレー(サロン施術用)
- 薬用アデノゲンEX
- 薬用アデノゲン(薬用アデノゲンEXのリニューアル前の製品)
- アデノゲン スカルプケアシャンプー【アデノシンMP(生体内成分アデノシン・ミネラル・ポリクオタニウム‐11 ハリ・コシ成分)として配合】
- アデノゲン スカルプケアコンディショナー【アデノシンMP(生体内成分アデノシン・ミネラル・ポリクオタニウム‐11 ハリ・コシ成分)として配合】
- アデノゲン 薬用スカルプトニック
- 薬用アデノゲン グレイシィ(女性用)
- 資生堂 メン ヘアワックス N【ヘアバイタルコンプレックスR(アデノシン+塩化Mg+ポリクオタニウム-11)として配合】
海外では発毛剤『ポラリス』や『フォリックス』シリーズの一部にアデノシンが配合
そして、現在製造・販売は終了していますが、ミノキシジル配合発毛剤の元祖『ロゲイン(※詳細)』の後発医薬品の位置づけとなる『ポラリス(※詳細)』シリーズ(アメリカ製)にも、以下の3種類にアデノシンが使われています。
- ポラリスNR-07
- ポラリスNR-08
- ポラリスNR-09
その『ポラリス』の後継とされる『フォリックス(※詳細)』シリーズ(アメリカ製)にも、アデノシンは受け継がれています。
- フォリックスFR02
- フォリックスFR05
- フォリックスFR07
- フォリックスFR12
- フォリックスFR15
- フォリックスFR16
ポラリスとフォリックスの両シリーズは、日本国内では販売されていません。
それでも、個人輸入などの不正規ルートで独自に入手して使用する方がいます。
ただし、ミノキシジルやフィナステリド(一部の製品)といった副作用が心配される成分が配合されている上、偽薬が送られてきたり、逆に輸送されてこないケースがあるなどトラブルが多発してます。
また個人輸入は何か起きてもすべて自己責任となるため、リスクが高すぎてまったくおすすめできません。
個人輸入のリスクに関する記事はこちら
個人輸入の危険性や副作用のリスクとは、安いミノキシジルなどのAGA治療薬には注意!
未承認のAGA治療薬を販売目的所持でインド国籍の輸入代行会社・社長逮捕!?のニュースを見て改めて個人輸入についてまとめました
資生堂製品のアデノシン配合量は不明、毛母細胞の働きを活発にさせる効果は発揮できてる?
個人輸入などの不正規ルートで入手する海外のものはさておき、資生堂のアデノバイタルシリーズや薬用アデノゲンシリーズについてもう少し詳しく解説します。
これらアデノバイタルや薬用アデノゲンシリーズには、アデノシンのほかに、ニンジンエキスやβ-グリチルレチン酸、パントテニールエチルテーテルなど、主に血行促進・殺菌・保湿作用がある育毛成分が配合されています。
つまり、頭皮環境を改善させるには有効なものばかりというわけです。
とはいえ、やはり肝心なのは毛母細胞の働きを活発にさせる効果のあるアデノシン。
アデノシンさえしっかりと働いてくれれば、他の成分は代替が利くものばかりです。
アデノシンがしっかり効くためにはそれなりの量が必要。
しかし資生堂は、企業機密としてその配合量を公表していません。
ですから、いくら「臨床試験で0.75%濃度のアデノシン配合ローションに効果があった」と言われても、本製品も同程度入っているかは不明。
しかもその臨床試験結果でも、ミノキシジル配合ローションと同等の効果があったのは太毛率だけで、さらに元の論文を検証すると「相対回復率は双方であまり変化がみられず、6カ月後では完全な回復を達成しなかった」とあるのです。
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これでは、アデノシンにどれだけの薄毛改善パワーが秘められているのか、現時点では判断しかねます。
今後のさらなる研究や、資生堂のアデノシン配合量の公開に期待するしかありませんね。
育毛剤や鍼治療によるアデノシンの効果を期待する前に、AGAクリニックでの治療が薄毛改善の近道
アデノシンを何らかの疾患の治療で使う場合、内臓や脳、神経には直接塗れないので、選択肢は服用タイプか点滴用の薬液の二つとなります。
育毛にかぎると、現時点ではアデノシン配合の健康食品やサプリメントはなく、塗るタイプのものしかありません。
ただ仮に内服タイプがあっても、アデノシンは全身の細胞に欠かせないので、末端の頭皮・毛母細胞に届く前に身体のいたるところで使われてしまうでしょう。
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ヒザの痛みを改善したくてコンドロイチンやグルコサミンを飲んでも、ヒザ軟骨だけにピンポイントで効いてくれないのと同様のことが、アデノシンでも言えそうですね。
また、アデノシンはそれほど経皮吸収をしない成分です。
そのため、資生堂パートナースサロンクラブに登録されたサロンでの施術では、あらかじめ頭皮を温め親水性を高めてからアデノシン配合のジェルを塗り、ADブースターというマシーンを使って、温熱や音波振動、赤色LEDによって導入させ、最後に収れん効果のあるスプレーで毛穴を引き締める工程を踏んでいます。
しかし家庭で使う育毛剤では、ここまでの念の入った施術はできません。
しかも、アデノシン配合育毛剤を頭皮に塗ったところで、どれほど毛母細胞まで到達して増殖や分化の効果がある成長因子「FGF-7」を産出してくれるか分かりません。
そこで、次なる手段は鍼治療です。
実をいうと、鍼の刺激には生体内のアデノシンの局所的な濃度を上昇させる作用があるのです。
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どうやら、鍼の刺激で傷ついた組織からATP(アデノシン三リン酸)が漏れ、アデノシンに分解されているのではないかとのこと。
ただ刺すよりも、鍼を回転させるたほうが多くのアデノシンが確認されたそうなので、鍼治療の際には、頭皮に刺してねじってもらうようお願いすると良いでしょう。
しかし、残念ながら鍼のアデノシン増加効果は長くて1時間ほど。
頻繁に鍼治療を行うわけにもいかないですし、たとえ一時的にアデノシンが増えても、どれほどのFGF-7の産出をバックアップしてくれるかはほとんど未知の世界。
それに、結局アデノシンだけでAGA(男性型脱毛症)(※詳細)の進行を防げません。
なぜならAGAの主な原因であるジヒドロテストステロン(DHT)を抑制する働きがないからです。
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つまり、AGAを改善するためには、ミノキシジルとフィナステリドなどの内服薬と、成長因子を直接毛穴の奥まで注入してくれるメソセラピーやHARG療法の施術をあわせて受けるのが手っ取り早そうです。
ちなみに、AGA治療はあくまで内服薬がメインで、メソセラピーやHARG療法はそのサポート役といった位置づけで、費用は治療薬に比べると高額です。
というわけで、アレコレ考えて迷う前に、まずは気楽にAGAクリニックを訪れてみてはいかがでしょうか?
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カウンセリングは無料ですし、クリニックであればきっと長年の研究と実績を重ねた確かな治療方法が見つかるはずですよ。
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管理人の僕は、銀クリでミノキシジルとフィナステリドの内服薬と、月に一度のメソセラピーで治療中です。
これまで副作用はまったく出ていませんし、医師のサポートがすぐに受けられる状態なので、安心して治療が継続できてますよ。
育毛剤では効果がありませんでしたが、今では内服薬治療の効果を実感しています。
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ライター情報
torisawa
ダチョウ並みの頭髪と、ニワトリ並みの頭脳を持つ、薄毛歴10年の悩める35歳。 自らを実験台とし、よかれと思うものは手当たり次第試してきた経験を、皆さまと共有できたらなによりです。 ちょっぴりアレルギーが気になるので、育毛剤や発毛剤の成分には特にこだわりを持っています。 特技はポジティブシンキング。まだまだあきらめませんヨ!

そのため、他の育毛成分と比べて情報や口コミは少なめ。
特にアデノバイタルシリーズは、現在サロン専売品ですからね。