近藤の銀クリ治療経過

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銀座総合美容クリニックの治療体験談

前立腺肥大症治療薬のアボルブはAGAにも効果アリ!?副作用の心配はないの?

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※本記事は2018年7月時点の情報をもとに作成しています。

突然ですが、カプセル状の医薬品『アボルブ』をご存知でしょうか?

前立腺肥大症用の治療薬なのですが、実はAGA(男性型脱毛症)(※詳細)が気になる方にとっても要チェックの薬剤といえます。

なぜならアボルブの主成分はデュタステリド(※詳細)で、2016年に発売されたばかりのAGA治療薬『ザガーロ』と同じだからです。

アボルブとザガーロは、製薬会社や主成分が同じで、主成分以外の添加物もほぼ同じ。

ただ厚生労働省の認可はアボルブのほうが早く、2009年に発売開始されています。

ただしこれはあくまで前立腺疾患に対する処方に限定。
本来はAGA治療とは関係のない薬剤なのです。

ところが、一部のクリニックではAGA治療薬の代用として処方しているところもあります。

すでに正式なAGA治療薬で主成分デュタステリドのザガーロが発売されたのに、一体なぜなのでしょうか?

そこで、アボルブの効果や副作用などの特徴のほか、ザガーロとの相違点についても詳しく解説します。

目次

デュタステリドとフィナステリドの効果、還元酵素5αリダクターゼの抑制作用について

『アボルブ』の特徴を説明する前に、まずは主成分の『デュタステリド(※詳細)』の効果について簡単にまとめます。

AGA(男性型脱毛症)(※詳細)の一番の原因とされる男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン(DHT)」は、還元酵素「5αリダクターゼ」と、同じく男性ホルモンの一種「テストステロン」が結びついて生み出されます。

その5αリダクターゼの働きを阻害する作用により、DHTの生成量はグッと抑えられ、AGAの進行を抑制できるワケです。

デュタステリドは、フィナステリドよりも守備範囲が広いのが特徴です。

・フィナステリド⇒Ⅱ型の5αリダクターゼに効果を発揮
・デュタステリド⇒Ⅰ型・Ⅱ型の5αリダクターゼに効果を発揮

そのうえデュタステリドのⅡ型5αリダクターゼへの阻害力は、何とフィナステリドの3倍!

ですから、フィナステリドで効果がイマイチだった場合でも、デュタステリドならバッチリ効くケースもあるわけです。

デュタステリド0.5mgを6ヶ月間服用した臨床試験によると、89.7%ものDHTの濃度を減少できたとのこと。

頭頂部の頭髪数も、直径1インチ(2.54cm)の範囲で平均89.6本の増毛が認められたそうです。

ちなみにデュタステリドもフィナステリドと同様に副作用リスクがある(後述します)ので、医師の診察を受けながらの服用が望ましい成分ですから注意しましょう。

  • 頭頂部やつむじ部分の薄毛に関しては、Ⅱ型5αリダクターゼの影響によるものなので、フィナステリドだけでもAGA改善は十分期待できますよ。

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そもそも前立腺の役割や前立腺肥大症の原因とは

冒頭で先述しましたが、デュタステリドはフィナステリドと同じく、もともと前立腺疾患のために開発された成分です。

しかし、これらを使った治療を受けて薄毛の改善や多毛症になった患者が続出したため、AGA治療としての研究が進んだ経緯があります。

AGA治療の説明の前に、そもそも前立腺とは一体何なのでしょうか?

  • よく年をとると前立腺が肥大しやすいとか、そうなるとオシッコの出が悪くなるとか耳にしますが、実際のところ詳しく分からない方がほとんどかもしれません。

    ちなみに自分もその中の一人です。

【前立腺とは】

女性にはない臓器で、男性の膀胱の下あたりにあり、その一部が直腸に接しています。

大きさも形も栗の実そっくり。
外側が外腺、中の尿道まわりが内腺の二層構造になっています。

ちょうど尿道を囲むようになっているので、前立腺が肥大したら尿の出が悪くなるのは当然と言えます。

しかし、すっかり明らかになっているのは臓器の構造だけ。
実はその働きについては、いまだにナゾが多いのです。

精液の構成成分で、精子を守ったり栄養やエネルギーを与える役割りのある『前立腺液』を分泌していることは確かですが、そのほかに何をしているのかは、あまりよく分かっていないとのこと。

そんな前立腺は『アンドロゲン』という男性ホルモンで生理作用を維持しています。

ところが年齢を重ね生殖機能が衰えてくると、萎縮や肥大したりしてしまうのです。

  • 栄養状態が良い(良すぎる!?)と肥大する傾向にあるようで、戦後になり食生活が改善されてきたころから、萎縮するよりも肥大するケースが増えています。

    あと20~30年後には日本人男性の80%が前立腺肥大症になるとも言われていますね(2018年8月末現在)

そして、前立腺肥大症が発症する原因も、まだきちんと解明されてはいないのです。

肥満や遺伝、高血圧、飲酒などいろいろ言われているものの特定はされていません。

ただ、テストステロンが関わっていることは確実。

テストステロンが、前立腺に存在する還元酵素5αリダクターゼによってジヒドロテストステロン(DHT)となり、細胞に作用することによって発症の引き金になると考えられています。

  • あれっ?この話どこかで聞いたような…。

薄毛の人ほど前立腺がんになるリスクが高い!?前立腺疾患とAGAの関係性

前立腺疾患とAGA(男性型脱毛症)(※詳細)の共通しているのは、ジヒドロテストステロン(DHT)が影響している点です。

となると、「双方に何かつながりがあるのでは?」と勘ぐりたくなるところ。

  • 実はその通りで、双方のつながりを裏付ける論文がいくつか存在するのです。

    そのすべてが『薄毛が進行している人ほど前立腺疾患になるリスクが高い』というもの。

カナダのトロント大学で行われた調査

59~70歳の男性214人を検査したところ、『薄毛の人ほど前立腺がんを発症していた』とのこと。

ただし、高齢者で前立腺特異抗原(PSA)の数値が高い人を対象とした調査だったのが、少々気になる点ではあります。

アメリカの医学誌に発表された論文

アメリカの医学誌に発表された論文では、驚くべき傾向が明らかに。

前立腺がん患者318人と未発症者219人を、「前頭部に脱毛がみられるタイプ」「頭頂部に脱毛がみられるタイプ」「脱毛がみられないタイプ」の3つのタイプに分け、1988年~2010年にかけて追跡調査しました。

  1. 脱毛がみられる人は、その部位に関係なく、前立腺がんのリスクが高い
  2. 前頭部に脱毛がみられるタイプは、前立腺がんと診断されるケースが2倍
  3. 60歳以下の薄毛の人は、高ステージの前立腺がんになるリスクが6倍以上

この調査の対象者は、全員がアフリカ系アメリカ人だったそうですが、日本人でも似たような傾向があると考えて良いかもしれません。

米国癌研究会議で発表された研究

2015年の米国癌研究会議では、25~74歳の約4,000人のアメリカ人男性を対象にした研究が発表されました。

「脱毛がみられないタイプ」から「重度の脱毛タイプ」までを4段階に分類して調べたところ、前立腺がんによる死亡率が、脱毛がみられる人は程度にかぎらず、脱毛がない人に比べて56%も高かったそうです。

デュタステリドのような前立腺特異抗原(PSA)に影響を与えるAGA治療薬を使用している場合は、異常を見逃してしまうケースがあるため、それも前立腺疾患のリスクを高めている原因なのではないかといった説もあります。

ただこれらの結果をみると、それだけではないのかもしれません。

  • AGAを前立腺疾患の兆候として警戒するのもアリかも?

    その点、アボルブを服用していれば、前立腺疾患のリスクを減らすメリットがあるのは嬉しいところ。
    ただし、定期的な検査はぜひ受けていきましょう。

アボルブとザガーロを徹底調査、価格や添加物など何か違うの?

先述したように、デュタステリド(※詳細)は前立腺疾患の治療薬として開発された成分です。

そのデュタステリドを主成分とするのが、2009年に発売開始されたアボルブで、その後2016年に『ザガーロ(※詳細)』も発売されています。

アボルブとザガーロは、製薬会社や主成分などほとんど同じなので共通点ばかりなのかと思いきや、実は価格や添加物など細かな点で違いがありました。

そこで、相違点を一つずつ見ていきましょう。

アボルブはデュタステリド0.5mgのみ!?少量の0.1mgがない理由とは

アボルブ⇒デュタステリド0.5mgのみ

ザガーロ⇒0.1mgと0.5mgの2種類

アボルブが0.5mgしかないのは、少量の0.1mgでは前立腺肥大症治療にはまるで意味がないからです。

これはフィナステリド製剤でも同じで、プロペシアを代表とするAGA治療用の主流は0.2mgや1mgですが、前立腺疾患治療に使われる『プロスカー(※詳細)』は5mgと高い含有量となっています。

  • ちなみに日本では、フィナステリドはAGA治療に対してのみの認可となっています。

    前立腺関連の治療への使用は認可されておらず、国内の医療機関でプロスカーが処方されることはありません。

    中にはプロスカーを個人輸入で入手し、割って服用している人もいるようですが、リスクが高く危険ですから絶対にやめましょう。

色の濃さの違いは『三酸化鉄』!?成分(添加物)の違いは1種類のみ

アボルブの添加物 ザガーロの添加物
  • ジブチルヒドロキシトルエン
  • 中鎖モノ・ジグリセリド
  • ゼラチン
  • グリセリン
  • 濃グリセリン
  • 酸化チタン
  • 黄色三二酸化鉄
  • 中鎖脂肪酸トリグリセリド
  • レシチン
  • ジブチルヒドロキシトルエン
  • 中鎖モノ・ジグリセリド
  • ゼラチン
  • グリセリン
  • 濃グリセリン
  • 酸化チタン
  • 黄色三二酸化鉄
  • 三酸化鉄
  • 中鎖脂肪酸トリグリセリド
  • レシチン

アボルブは9種類、ザガーロは10種類で、違うのは『三酸化鉄』が含まれるかどうかだけ。

三酸化鉄とは、添加物としては耐湿性や茶色の着色といった用途に使われるもので、薬に添加するくらいの少量であれば、毒性はほとんどありません。

ですから、成分(添加物)の違いはほとんどないと言っていいでしょう。

  • ザガーロは識別のため、0.5mgタイプのほうが0.1mgより色を濃くしてあるのですが、アボルブはザガーロ0.1mgタイプよりもさらに薄い色をしています。

    つまりアボルブとザガーロは、この三酸化鉄が含まれているかどうかによって色の違いがあるのかもしれませんね。

アボルブとザガーロの価格比較、アボルブは安いけど注意も必要

アボルブは保険治療が利く薬剤ですが、AGA治療の場合、自由診療である上にアボルブの適応症ではないため保険は使えません。

ではアボルブとザガーロの値段はいくらくらいなのでしょうか。

そこで、両方処方しているクリニックで比較します。
ちなみにすべて30カプセル入りの税込価格です。

クリニック名 アボルブ ザガーロ
ユナイテッドクリニック 7,800円 8,300円
新宿ライフクリニック 8,500円 9,500円
大阪梅田中央クリニック 7,560円 8,640円
聖心毛髪再生外来 10,260円 12,420円

 
他よりも高額な聖心毛髪外来を除くと、アボルブは7,560~8,500円、ザガーロは8,300~9,500円と、アボルブが約1,000円ほどザガーロよりも安くなっています。

この理由は、アボルブの仕入れ値が安いからです。

しかし、AGA治療はアボルブの適応外使用になるため、万が一医療事故があった場合、医薬品副作用被害救済制度の給付対象外となってしまうため注意が必要です。

ただアボルブを処方しているクリニックでは、この制度の対象となる、日常生活に支障が出たり入院が必要になるような副作用が起こる可能性が低いところを鑑みて使用に踏み切っているとのこと。

ですから、心配しすぎる必要はないのかも知れませんが、このようなメリット・デメリットをよく考えながら、最終的には自己判断で選択するようにしましょう。

ちなみにザガーロは、上記のクリニックよりも安く手に入るところがあります。
例えば以下のクリニックです。

※スマホでご覧の方は横スクロールできます。

クリニック名 料金(1ヶ月分)
AGAスキンクリニック 初回:4,800円
2回目以降:8,200円

クリニック詳細

公式ページ

SBC 湘南美容クリニック 初回:4,800円
2回目以降:8,200円

クリニック詳細

公式ページ

※AGAスキンクリニックの価格は税抜です。
AGAスキンクリニック名古屋院のみ、国内承認薬だけ購入する場合は、別途初診料5,000円(税別)、血液検査費10,000円/1回(税別)が必要。また2回目以降の価格が9,167円(税別)となります。

※湘南美容クリニックの価格は税込です。
※湘南美容クリニックは、一部ザガーロの処方のないクリニックがあるので、詳しくは公式サイトを確認してください。

アボルブの副作用、臨床結果で認められた主な症状

アボルブによって起こる副作用は、ほとんどがデュタステリドによるものなので、ザガーロと同じと考えていいでしょう。

アボルブの添付文書によると、国内で行われた臨床試験(期間は不明)では、403例中44例(10.9%)に副作用が認められたとのことです。

【主な症状】

  • 勃起不全:13例(3.2%)
  • リビドー減退(性欲減退):7例(1.7%)
  • 乳房障害(女性化乳房や乳頭痛、乳房痛など):6例(1.5%)

この添付文書には、白人主体の50~75歳の前立腺がん未発症男性(8231例、うち日本人57例)を対象にした4年間の国際共同試験についても書かれています。

それによると、前立腺がんの発現率がプラセボ群(0.5%)の倍(1.0%)にのぼる結果が出たそうです。
※プラセボとは有効成分を含まない、治療効果のない薬、偽薬のことです。

  • アボルブ服用中は上記のような副作用を留意し、検診を忘れずに受けましょう。

ただし、デュタステリドは前立腺特異抗原(PSA)の数値に影響をおよぼすので、前立腺がん検診の際には、必ず医師にアボルブの服用を伝えておきましょう

デュタステリドの影響は、服用をやめてからも6ヶ月ほど残るので、いつまで飲んでいたかも正確に伝える必要があります。

ちなみにザガーロの副作用の起こる確率を、24週間の国際共同試験でみてみると、0.1mgで21%、0.5mgでは16%。
日本人にかぎると、0.1mgが13%、0.5mgで15%でした。

女性や子供は触るのも危険!?アボルブを服用していけない方は?

アボルブの取り扱い説明書には、「次の患者には投与しないこと」として以下のように記載されています。

  • 本剤の成分及び他の5α還元酵素阻害薬に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 女性
  • 小児等
  • 重度の肝機能障害のある患者

本剤の成分及び他の5α還元酵素阻害薬に対し過敏症の既往歴のある患者

既往歴がある方は当然ですが、初めて5α還元酵素阻害薬を飲む場合でも、しっかり経過観察をしていき、何か異常があればすぐに医師の診察を受けましょう。

女性

アボルブは男性にしかない前立腺の疾患のための治療薬です。

そのため女性が服用することは想定していません

ホルモンに作用するデュタステリド(※詳細)が入っているので、副作用が起こる可能性があるわけです。

成人男性には悪者にされるジヒドロテストステロン(DHT)ですが、男の子の生殖器を形成するのに重要なはたらきをしているのです。

そのため、妊娠予定がある、または妊娠中や授乳中の女性が服用すると、胎児(男児)の生殖器がしっかり発達しないおそれもあるので気をつけなければなりません。

またデュタステリドは皮膚から吸収されるため、女性は触れるだけでも危険です。

万が一、触れたり口にしてしまったりした場合、約6ヶ月間は成分が血中に残りますので注意しましょう。

小児等

上記の女性でも触れましたが、妊娠の可能性のあるまたは授乳中の女性に禁忌なのと同じく、子どもにも絶対に飲ませても触れさせてもいけません

まだまだ身体が成長していく段階で、ホルモンに関わる成分を体内に入れるのはとても危険なこと。

しかも、身体が小さい分、大人よりも多大な影響を受けてしまうため、保管場所にも気をつけ厳重に注意してください。

重度の肝機能障害のある患者

これには二つの理由があります。

まず一つ目は、デュタステリドは肝臓で代謝されるので、肝機能に障害があるとうまく代謝できずに必要以上に血中濃度が上昇してしまうおそれがあるから。

そしてもう一つは、デュタステリドの成分は長時間体内に残るので、肝臓にどうしても負担をかけて肝機能障害を悪化させる可能性があるためです。

中程度や軽度の肝臓障害なら大丈夫とされているものの、たとえ重度でなくても注意しましょう。

  • 他にも注意点があります!

シトクロムP450 3A4(CYP3A4)を阻害する薬を飲んでいる人は併用を避ける

【『シトクロムP450 3A4(CYP3A4)』を阻害する薬】
⇒イトラコナゾール、クラリスロマイシン、エリスロマイシン、シメチジン、ベラパミル、リトナビルなど

デュタステリドの血中濃度が上がりすぎてしまうおそれがあるので、併用は避けてください。

ただしこれらにかぎらず、何かしらの治療を受けている方は、アボルブを服用する前に必ず主治医に相談しましょう。

グレープフルーツやブンタン、スウィーティーなどの一部の柑橘系果物にも注意

一部の柑橘系果物にも『CYP3A4』を阻害する成分が含まれているので、アボルブ服用中は食べないように注意してください。

AGA改善のためアボルブの効果をよりアップさせる方法とは

AGA(男性型脱毛症)改善のためにアボルブを服用するのであれば、せっかくですから少しでもその恩恵にあずかりたいもの。

そこで、より効果をアップさせる方法を挙げてみました。

ミノキシジルとの併用

アボルブはジヒドロテストステロン(DHT)の生成量を抑制する働きがあるので、AGAの原因を食い止めるのには効果的。

そこへ、日本で唯一発毛効果が認められているミノキシジル(※詳細)を併用すると、とても効率的なのです。

アボルブだけでは発毛効果は期待できず、またミノキシジルだけではAGAの進行を抑制できないので、両方飲んでこそ抜け毛をストップさせながら発毛させることができるわけです。

なお違ったタイプの成分であるデュタステリドとミノキシジルは、お互いの効果をジャマすることがないため併用はOK。

しかし、両方とも副作用の心配がある薬なので、医師に相談しながら経過観察を怠らないようにしましょう。

ただし、インターネットの掲示板などの体験談で時々見受けられる、アボルブ(またはザガーロ)とフィナステリド(プロペシア)の併用はやめましょう。

発現率としては低いものの、デュタステリドとフィナステリドの併用は、「急性冠症候群(心臓疾患)の発症リスクが上がる」調査結果が発表されています。

切替え時にも、成分がカブらないよう気をつけましょう。

空腹時に服用する

アボルブは、毎日決まった時間に服用し、一定の間隔をあけさえすればいつ飲んでも良いと言われています。

しかし、空腹時に飲んだほうがデュタステリドの血中濃度がアップする臨床データがあるのです。

  • ただし、あくまでも気休め程度で効果を左右するほどの差異はないとのこと。

    胃腸があまり強くない方や副作用リスクを下げたい方は、空腹時を避けて食後に服用するようにしましょう。

アルコールを控える

調査によって、日ごろからよくお酒を飲む方と飲まない方とでは、デュタステリドの効果の出方に違いがあることが明らかになっています。

4年間にわたる前立腺がん患者の経過観察で、1週間にお酒を1,928.5ml以上飲んでいる場合、デュタステリドを服用しても前立腺がんの進行を止められなかったそう。

つまり、アルコールによってデュタステリドの効果を薄れさせてしまっていると言えるのです。

「アボルブを服用していて、お酒を飲んでいたから薄毛が進行した」調査結果はまだ見当たらないものの、少しでも薬効を台無しにする可能性があるのなら控えたほうが良さそうです。

頭皮の血行をよくする

頭皮環境の改善のためにも、血流をアップさせるのは大事なこと。

頭皮マッサージはもちろん、適度な運動や湯船にしっかり浸かる入浴などで、滞りのない頭皮を目指しましょう。

  • 管理人の僕が銀クリの診察時にタバコとAGAの関係について質問したところ、血行不良により頭皮に行く栄養が減る話を伺いました。

心と身体の健康にも気を配る

頭皮も身体の一部ですから、健全な肉体にこそ健全な髪の毛が宿ります。

とくに栄養失調状態になると、少ない栄養を身体の中で取り合うことになってしまい、生命維持に重要でない髪の毛は後回しにされてしまうハメになるわけです。

ストレスも、ホルモンバランスを崩したり血流を悪くしたりと、健康を害する原因になるので、うまく気をまぎらわす工夫をしましょう。

AGA治療薬の効果を実感できるまで、半年間を目安に治療を継続しよう

アボルブだけでなく、すべてのAGA治療薬(※詳細)は効果が実感できるまでに時間がかかるもの。

乱れてしまったヘアサイクルを整えるのが目的ですが、これまでの細い髪の毛が抜けて太く成長した髪の毛が生えるには、どうしてもある程度の期間が必要です。

ですから、最低でも6ヶ月(半年)間は続けましょう。

もちろん副作用が現れないことが前提となります。

実はアボルブによって起こる副作用のほとんどは、継続服用でなくなっていくといった頼もしいデータも存在しています。

ある研究によると、デュタステリドで副作用が出た方が1年以上服用し続けたところ、75%の人が副作用が消えたとのこと。

しかし、実際には服用を続けてもOKなのか、すぐにやめたほうがいい重篤な副作用かは、専門知識を持っていないかぎり判断できません。

そのためにも、やはりAGAクリニックの専門医師などの優れた観察眼は絶対必要なワケです。

万が一副作用が起きてもすぐにサポートが受けられるので安心です。

アボルブの服用を検討している方はもちろん、自分に合った適切な治療でAGAを改善していきましょう。

  • 管理人の僕は銀クリに通院中で、ミノキシジルとフィナステリドの内服薬、月に一度のメソセラピーの施術で治療をしています。

    これまで副作用はありませんが、torisawaさんの言うようにすぐにサポートが受けられるので、やはりクリニックでの治療は安心感が違いますね。

    本気で薄毛に悩んでいる方は、僕の治療経過や改善記録もチェックしてみてください。


銀クリ(銀座総合美容クリニック)

公式サイト(gincli.jp) ・新橋駅すぐ、首都圏からアクセス抜群!
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AGA治療2年間の薄毛改善記録




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ライター情報

torisawa

torisawa

ダチョウ並みの頭髪と、ニワトリ並みの頭脳を持つ、薄毛歴10年の悩める35歳。 自らを実験台とし、よかれと思うものは手当たり次第試してきた経験を、皆さまと共有できたらなによりです。 ちょっぴりアレルギーが気になるので、育毛剤や発毛剤の成分には特にこだわりを持っています。 特技はポジティブシンキング。まだまだあきらめませんヨ!

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