ロニテンの副作用や効果とは!?ミノタブのルーツである経口血管拡張剤はAGA治療に有効?
※本記事は2019年2月末時点の情報をもとに作成しています。
※画像はあくまでイメージです。
発毛効果が認められる唯一の成分ミノキシジル(※詳細)は、高血圧治療のために1960年代にアメリカのアップジョン社(当時。現在はファイザー社)によって開発されました。
その結果生まれた医薬品が、今回取り上げる『ロニテン(Loniten)』です。
まさしくロニテンこそミノキシジルの元祖!
しかし、そんな偉大ともいえるロニテンですが、日本人にとってはあまり身近とはいえない存在です。
というのも、本来の用途である経口血管拡張剤としても、経口AGA治療薬としても、日本では認可されていないわけなので…。
ただ一部にはAGA(男性型脱毛症)(※詳細)対策のために使用している人もいるようで、さまざまなウワサを耳にします。
「認可されていないのになぜ?そもそも、認可されていない理由は?」
ミノキシジルタブレットのルーツだからこそ、今一度検証すべきロニテン。
AGA治療への有効性や注意点について、とことん迫っていきましょう。
AGA治療薬の詳細記事はこちら
目次
経口血管拡張剤のロニテン、AGA治療薬としての開発が断念された経緯と現在使われる理由
ミノキシジル(※詳細)の研究開発は1960年代から始まり、1979年に経口血管拡張剤『ロニテン』がFDA(アメリカ食品医薬品局、Food and Drug Administration)に認可されました。
アップジョン社と同じアメリカのメルク社が、フィナステリド(※詳細)の開発を開始したのが1991年、そして前立腺疾患治療薬『プロスカー(Proscar)』が認可されたのが1992年ですから、ミノキシジルのほうが歴史が長いのです。
しかし、プロスカーの脱毛症を改善する副作用を応用し、1997年には世界初の経口AGA治療薬『プロペシア』としてデビューしますが、ミノキシジルは現在も内服タイプとしてはAGA治療薬として認められていません。
これは、ロニテンが未承認の日本にかぎったことではなく全世界です。
ミノキシジルに発毛効果があると判明したのは、ロニテンを服用している高血圧患者の中に、脱毛症の改善や多毛症といった副作用が現れたからで、それなら脱毛症治療薬として開発してみようということになりました。
こうして経口AGA治療薬としてのミノキシジルの研究が華々しく始まったのですが…、計画は断念せざるを得ませんでした。
そこで外用薬へと方向転換し、その結果誕生したのがリアップシリーズのもととなった『ロゲイン(※詳細)』。
現在も世界90ヶ国で愛用されています。
このような経緯で外用薬として舵を切ったAGA治療用のミノキシジルですが、内服タイプほどの効果は期待できないのが実際のところ。
そのため、危険ともいえるロニテンがAGA治療にも使われるケースがあるのです。
AGA治療薬の詳細記事はこちら
ロニテン(主成分ミノキシジル)の効果は?
ロニテンはAGA治療薬としては認められていないため、当然ながら臨床試験も行われていません。
ですから客観的に効果が分かるデータは存在していないのです。
とはいえ、「脱毛症に使えるのでは?」と思わせたほどの発毛副作用があったこと、そして重篤な副作用があったにも関わらず、あきらめずに外用薬として開発を続行した事実こそが、その効果を物語っているのではないでしょうか。
主成分のミノキシジルは、血管拡張剤の性質から血流を促進して育毛作用が得られるだけでなく、ヘアサイクルの成長期の維持に欠かせないVEGF(血管内皮細胞増殖因子)やFGF7(ケラチノサイト増殖因子、KGF、ヒトオリゴペプチド-5とも呼ばれる)、IGF-1(インシュリン様成長因子-1)の産生を促します。
また、毛母細胞のアポトーシス(細胞死)を抑制する作用もあり、毛包自体を大きくしながら発毛力をパワーアップさせてくれます。
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これは外用薬でも同様なのですが、ミノキシジルは経皮では1%ほどしか吸収できないといわれています。
その点、内服薬では90%もの吸収率を誇るため、存分に効果が得られるわけです。
ただし吸収率が高い分、副作用の危険性も高まるデメリットも…。
副作用の主な症状は?重篤なケースもあるので要注意
ミノキシジルは、外用薬でもまれに循環器系や代謝系に副作用が出るケースがあるものの、主な症状はかゆみやかぶれ、発疹などの塗布した部位で起こるものです。
しかし内服タイプでは、ダイレクトに体内に取り込むため、より重篤な副作用が起こる危険性があります。
報告されている副作用をみてみましょう。
【多毛症】
ロニテンを服用すると、頭部だけでなく全身の体毛が濃くなる場合があります。
これは内服タイプの性質上、効果が出る部位を選べないのでしょうがないこと。
全身の体毛が濃くなるケースや、特定の場所のみ濃くなる場合もあるようです。
【浮腫、むくみ】
血管拡張作用のため、水分が体内にたまりやすくなります。
マッサージや入浴、運動、減薬などで改善できるケースも。
【血圧低下】
高血圧治療のための薬ですから、血圧が下がってしまうのはある意味当然。
しかし、服用量や服用頻度を下げるなど対処すれば軽減できる可能性もあります。
体調に影響を来すほどの血圧低下があった場合は、すぐに服用を中止しましょう。
【肝機能の低下】
薬剤の代謝は肝臓で行われるため、どうしても負担が生じます。
ほかに服用している薬があれば、医師に相談しながら減らし、サプリメントの摂取もできるだけ控えましょう。
肝機能障害はよほど進行しないかぎり自覚症状が出ませんので、服用継続中は定期的に検査を受け、肝臓チェックを怠らないようにしなければなりません。
飲酒はさらに肝臓に負担をかけるので、服用前後5時間はあけるようにし、できるだけ量を飲まないようにしてください。
【めまい、立ちくらみ、頭痛】
血圧の変動でフラつき感や頭痛が出るケースがあります。
そのせいで吐き気をもよおすことも。
転倒してケガを負う可能性や、駅のホームや道路で起これば思わぬ事故に発展する場合もあるので、服用量を減らしたり医療機関を受診するなど早めに対処しましょう。
【動悸、胸痛、頻脈、息切れ】
血管拡張作用があるロニテンは、血流の増減が起こり心臓に負担をかけやすい性質があります。
そのため、動悸や息切れ、胸の痛み、頻脈などの症状が報告されています。
さらに深刻な場合、浮腫によって心臓とのまわりの心膜腔に水がたまり、心臓を圧迫して機能低下を起こしたり、細胞のアポトーシスをおさえる作用で、心臓細胞の代謝がうまくいかずに心臓肥大を起こしたりするケースも。
内服用のミノキシジルの開発を断念した理由のひとつに、実験に使われた犬の心臓が破裂したことがあげられますが、この犬は心肥大を起こしていたとのことです。
心疾患は生命の危機に直結しますので、少しでもこのような症状が出たら、ただちに服用を中止して医師の診察を受けましょう。
これらのほかにも、反射性高血圧、高血糖、性欲減退、意識障害、高カリウム血症、多臓器不全、腎性全身性繊維症などの副作用が報告されています。
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そしてファイザーが出しているロニテンに関する警告文書には、「未承認の使用」として、「毛髪の成長を促進するための使用は、ロニテン錠の承認された適応症ではありません。」とハッキリ書かれています。
もしAGA治療にロニテンを使う場合には、そのことをしっかり頭に入れておきましょう。
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管理人の僕は、銀クリでミノキシジルとフィナステリドの内服薬、月に一度のメソセラピーでAGA治療中です。
副作用に関しては、カウンセリングや診察でも稀と言われていました。
上記のミノキシジルの副作用を見ると不安になるかもしれませんが、僕自身は2年間の治療で副作用は起きていません。
多毛症は個人差はあるものの、全身毛だらけになるわけではないのでそれほど心配いりません。
僕は多少毛が増えたかなといった感じで、ほとんど実感しませんでした。
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副作用は起きていませんが、それでもすぐに医師のサポートを受けられる状態なので、やはりクリニックでの治療は安心感が違いますね。
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添加物の安全性を検証!ロニテンの組成について
ミノキシジルの副作用については先述したとおりで、続けてロニテンに含まれる添加物の安全性についても検証してみましょう。
ロニテンには、以下の添加物が配合されています。
- 微結晶性セルロース
- コロイド状無水シリカ
- 乳糖
- トウモロコシデンプン
- ステアリン酸マグネシウム
これらの成分に重篤な副作用が心配されるものはありませんが、乳糖とトウモロコシデンプンには少し注意が必要です。
乳糖の場合、乳糖不耐症の人は下痢や腹痛、嘔吐などの消化器系の症状が現れる場合があります。
また、ガラクトース血症や、ブドウ糖・ガラクトース吸収不全、ラクターゼ欠乏症がある人にとって乳糖は禁忌成分となっていますので、気をつけてください。
トウモロコシデンプン(いわゆるコーンスターチ)は、加工食品によく使われるありふれたものですが、とうもろこしアレルギーがある人には要注意です。
ロニテンを服用する際には、自身の体質にも配慮しましょう。
服用量や服用時間などの服用方法と注意事項をチェック
日本ではなじみのない薬剤のロニテン。
そこで、服用する場合の基本的な注意事項をチェックしておきましょう。
高血圧の治療(12歳以上)に用いられる場合、ロニテンは1日5mgのミノキシジル量が推奨初期投与量です。
そして血圧の様子を見ながら増やしていくのですが、その有効投与量は1日当たり10~40mgで、最大投与量は1日100mgまでと結構な量。
(12歳未満の場合の投与量は、0.2mg/kgから慎重に)
しかしAGA治療となると高血圧のための服用ではありませんから、こんなに飲んでしまったら大変なことになります。
AGAクリニックで内服用のミノキシジルを処方する場合、1日2mgから試し、多くても10mgまでが一般的です。
ロニテンには、ミノキシジルの配合量が5mgと10mg、そして個人輸入ではあまりみられない2.5mgのものがあります。
これらの組み合わせや分割したりするなど、調節しながら服用することになります。
ただし多ければ多いほど副作用の心配も増すので、絶対に自己判断で服用量を増やさないようにしましょう。
ファイザー社による高血圧患者向けの文書では、「1日1回5mgからスタートし、様子をみながら分割投与していく」となっているため、1日何回服用といった明確な指示はありません。
もともとロニテンは、決まった量を長期間服用し続けるタイプの薬剤ではなく、少なくとも3日に1回は服用量を調整する必要があります。
血圧や副作用の状態によって頻度も変わるので、医師や薬剤師の指示通りに服用していきます。
AGA治療に使われる際にも、効果や副作用の発現に注意をはらいつつ服用量を調整すべきですが、だいたい1日1回から始め、必要に応じて朝晩2回までとされています。
ミノキシジルの吸収は素早く、服用後1時間以内には血漿中濃度が最大に達したのち、急速に低下していきます。
(※血漿=けっしょう、血液の赤血球などの有形成分を除いた液体成分のこと)
そして血漿中濃度の半減期は約4.2時間となっているため、1日1回であまり効果が感じられない場合は、安易に量を増やす前に、2回に分けて服用してみるなどの工夫が必要です。
ロニテンは、毎日同じ時間に服用します。
血漿中濃度の乱高下があると、安定した効果が得られないためです。
決まった時間であればいつでもOKなのですが、ロニテンなどの血管拡張剤は交感神経を優位にする性質があるため、深い眠りを妨げることになるため寝る直前の服用は避けたほうがいいでしょう。
就寝中は血圧が下がるので、さらに低血圧になってしまうおそれがあり、やはり就寝前はやめたほうが良さそうです。
また服用後の血管が拡張されている状態で身体を動かすと、動悸やめまいを起こす可能性が高まるので、出勤直前やスポーツをする前に飲むのもおすすめできません。
お風呂の前後も要注意ですし、もちろん飲酒の前後もNGです。
こうしたことを踏まえ、自身の体質やスケジュールなどを考慮しながら服用時間を決めましょう。
コップ1杯の水で服用します。
くれぐれもお茶やお酒などで飲み下すのはやめましょう。
ロニテンを飲んではいけないのはどのような人?
ロニテンなどのミノキシジル製剤は、服用が禁じられている人がいます。
自分が該当していないか、事前に確認してみましょう。
初めて使用する際には判断できませんが、一度でもミノタブ(※詳細)や外用ミノキシジルを使用してアレルギーが出た人は、絶対に服用してはいけません。
ロニテンの本来の服用目的は血圧を下げることなので、もともと低血圧の人は使用厳禁です。
ミノキシジルは心臓や肝臓、腎臓に負担をかける成分です。
状態の悪化につながりますので服用してはいけません。
動物実験でははっきりとした催奇形性が認められなかったものの、胎児や乳児への安全性が確認できていませんので、妊娠・授乳中は服用を避けましょう。
妊娠中の暴露で、新生児の多毛症があった例も報告されています。
【禁忌ではないものの注意が必要】
- 女性
- 高齢者
- 未成年
外用ミノキシジルは女性の脱毛症にも使われますが、多毛症の心配がありますので内服タイプは考えもの。
高齢者は代謝能力の低下が心配されること、未成年に対しては安全性が確立されていないことなどから、余程のケースでないかぎり使用しないほうがいいでしょう。
思わぬ健康被害を招く!?併用して飲めない薬
ロニテンには、飲み合わせが禁止されている医薬品成分があります。
併用すると思わぬ健康被害をまねきますので、しっかりと押さえておきましょう。
イブプロフェン
解熱や鎮痛、抗炎症の作用があるイブプロフェンは、頭痛薬や整理痛薬、風邪薬などに幅広く使われている成分なので注意しましょう。
ロニテンの説明書には「併用すると重篤な問題を引き起こす」と記載されているのみで理由は書かれていません。
ただおそらくイブプロフェンにも、心臓や血管に関係する重篤な副作用が報告されているからではないかと思われます。
スマトリプタン
片頭痛のための成分です。
片頭痛は脳内の血管の拡張が原因のひとつとされていて、スマトリプタンは血管を収縮させる作用によって偏頭痛を改善します。
血管を拡張させるミノキシジルとは真逆の働きをするため、効果を打ち消しあってしまうばかりか、血圧を不安定にしたり頭痛がひどくなるなどの事態になりかねませんので、同時期に飲むのは好ましくありません。
バイアグラ
EDの治療薬で有名ですね。
バイアグラに含まれるクエン酸シルデナフィルには血管拡張作用があり、ミノキシジルを併用すると血圧が急降下してしまう危険性があります。
急性低血圧症になると、意識障害や手足のしびれ、ショック症状などを引き起こし大変危険です。
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普段からこれらの医薬品を常用している場合は、ロニテンの服用前に医師に相談し、どちらの効果が自分にとって必要なのかをよく考えつつ併用を避けるようにしましょう。
ロニテンには併用必須薬があるって本当?
ロニテンの取扱説明書には、服用する際には副作用を抑えるためにも、「利尿薬とβ遮断薬(βブロッカー)または交感神経抑制剤を一緒に服用しなければならない」と書かれています。
ところが、AGA治療のためにロニテンやその他ジェネリック医薬品を服用している人で、これらの薬剤を併用している人はほとんどいません。
やはりこれらを一緒に飲んだほうがいいのでしょうか?
ではその前に、どうしてロニテンには併用薬が必要なのか詳しくみていきましょう。
ロニテンに利尿剤が必要な理由
ミノキシジルは、血管を拡張させて血圧を下げる作用がある成分です。
血管が広がると、血圧が下がる分、血流もゆるやかになって水分がたまり、むくみが生じやすくなるのです。
実際ミノタブ愛用者の中でも「むくんで困る」といった声が聞かれます。
これが軽度であればマッサージや運動などで対処できるのですが、重篤なケースでは、心臓と心外膜の間の心膜腔に心膜液がたまる心タンポナーデを引き起こすことがあるのです。
心膜腔に大量の心膜液がたまると心臓の動きを妨げてしまうため、心タンポナーデにまで進行してしまうと心不全を起こしやすくなって生命の危険にさらされます。
また水分の滞留は、腎機能にも負担をかけるため余分な水分は排出する必要があるのです。
そのため、ロニテンの服用の際には利尿剤の併用が必須となっているのですね。
しかし、高血圧治療には10~40mgものミノキシジルが用いられますが、AGA治療の場合の2~10mgでは、腎機能の負担にはなりますが、心タンポナーデにまで至る心配はほとんどないといえるでしょう。
しかも利尿剤は、高血圧症の治療に使われるほどそれ自体に血圧を下げる作用があるので、高血圧でもないAGA患者がミノキシジルとともに服用すると血圧が下がりすぎる危険が生じます。
おまけに利尿剤によって、低カリウム血症の新たな副作用がプラスされることも。
ですからAGA治療用には利尿剤の併用は慎重になるべきなのですが、むくみがひどいケースでは考慮したほうがいいこともあり、そのさじ加減が難しいですね。
β遮断薬や交感神経抑制剤の役割
心臓の機能に関わる交感神経のβ1受容体は、阻害されると心機能が抑制されます。
ミノキシジルの副作用には動悸や頻脈があり、これを抑えるためにβ遮断薬を併用する必要があるのです。
しかし、気管支喘息や糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスなどの疾患がある場合、β遮断薬がその症状を強めてしまうので禁忌となっています。
そうした患者には、β遮断薬の代わりにメチルドパやクロニジンなどの交感神経抑制剤を使用することになります。
とはいえ、β遮断薬や交感神経抑制剤も、利尿剤と同様に血圧低下を起こす薬。
心臓に関する副作用をおさえるメリットがあるものの、いろいろ心配はあるのです。
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これらの併用必須薬は、AGA治療において併用が必要かどうかの判断が難しいため、やはりロニテンなどのミノタブは、クリニックの医師の指導のもと服用したほうが良いですね。
ロニテンの入手方法
先述したように、ロニテンは高血圧治療用としてもAGA治療用としても日本では認可されていないので、入手方法はかぎられています。
一番安全な方法は、AGAクリニックで処方してもらうもの。
副作用の心配もありますから、医師の指導のもと服用するのがベターです。
ほかには、輸入代行業者を通して購入することも可能。
しかし、2018年前半からロニテンの取り扱いを終了している業者が続出し、現在(2019年3月)は、5mgも10mgバージョンも購入することができません。
理由を調べてみると、どうやらロニテンを卸していた国の販売業者(注意:ファイザー社のあるアメリカではありません)が販売を中止したとのこと。
販売中止の理由のほか、取り扱いの再開やこのまま終了してしまうかは業者でも分からないそうです。
ただし、日本ではこれまで業者を通しても入手できなかった2.5mgバージョンが、いつ頃か未定ではありながら仕入れられるかも知れないとのことです。
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そう聞くと何となく待ち遠しい気持ちになりますが、輸入代行業者を通して治療薬を購入するのは危険がいっぱい!
万が一健康被害が出ても自己責任となるため。決しておすすめできる入手方法ではないことは、しっかりと覚えておいてください。
個人輸入のリスクに関する記事はこちら
クリニックでの処方と個人輸入の費用目安
効果や副作用が分かったところで、気になってくるのは価格です。
ミノタブの元祖ロニテンの費用目安はいくらくらいでしょうか?
AGA治療は自由診療の性質上、処方代はまちまちですが、ロニテンをクリニックで処方してもらう場合、15,000~20,000円くらいのところが多いようです。
もちろん、このほかに初診料や診察料、場合によっては検査費やカウンセリング料がかかるので、クリニックの公式ページなどで事前に確認しましょう。
対して個人輸入は以下のとおりです。(※価格はすべて為替レートで変動します)
5mg:(60錠入り)約7,000円、(100錠入り)約8,000円
10mg:(60錠入り)約10,000円、(100錠入り)約11,500円
ただし入手方法でも触れましたが、現在はどこの個人輸入業者のサイトでも価格を非表示にしています。
ちなみに、2.5mgバージョンの価格は不明です。
ロニテンのジェネリック医薬品である『ノキシジル(※詳細)』が、5mg(100錠入り)が2,300~3,000円、10mg(100錠入り)が3,100~3,300円なのと比較すると、やはり本家はかなり高めです。
個人輸入は確かに安いですが、万が一健康被害が出ても自己責任となります。
安く手に入れたのに治療費が高くなってしまったら本末転倒。
個人輸入はリスクが高すぎるので、絶対に手を出さないようにしましょう。
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torisawaさんが言うように、個人輸入はリスクが高くオススメできません。
副作用は稀とはいえ、すぐにサポートを受けられるクリニックでの治療が安心安全です。
ただ、AGA(男性型脱毛症)(※詳細)を改善するには、発毛効果が期待できるミノキシジルだけではなく、AGAの進行を抑制するフィナステリド(※詳細)などの治療薬も併用することが重要です。
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おなじみの5ちゃんねるでも、ロニテン使用者はまれです。
とはいえ、やはり実際の声を聞いてみたいところ。
そこで、個人輸入業者のサイトに寄せられたレビューをみてみましょう。
【効果があった方】
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- 知人が服用して効果がありました。私も服用して早く効果が出るのを期待してます。
- かなり濃くなってきました。身体の毛も濃くなってきましたが、彼女に男らしいと好評で思わぬお得でした。
【副作用があった方】
- 服用したところ顔にむくみが出た。そのため塗布するタイプの育毛剤に戻しました。
- 腕の毛も増えた気がします。
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取り扱いが終了になったためかレビューも少なめで、効果がなかった感想はありませんでした。
削除されているのかも知れませんが、効果は高いように見受けられます。
ただ参考にするには少しレビュー数が少なすぎますね…。
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実験に使われた犬の心臓破裂とか怖すぎです!
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しかし残念なのか幸いなのか、現在は個人輸入業者を通した入手方法は使えず、クリニックの処方でしかゲットできないロニテン。
もしロニテンを試してみたいなら、素直に医師の指導のもと服用しましょう。
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ライター情報
torisawa
ダチョウ並みの頭髪と、ニワトリ並みの頭脳を持つ、薄毛歴10年の悩める35歳。 自らを実験台とし、よかれと思うものは手当たり次第試してきた経験を、皆さまと共有できたらなによりです。 ちょっぴりアレルギーが気になるので、育毛剤や発毛剤の成分には特にこだわりを持っています。 特技はポジティブシンキング。まだまだあきらめませんヨ!
それは実験に使われていた動物に心筋障害がみられ、心臓破裂する犬が出るなどの重大な症状がみられたからです。