近藤の銀クリ治療経過

  • 治療開始前
    (頭頂部)

    治療2年
    (頭頂部)

  • 治療開始前
    (後頭部)

    治療2年
    (後頭部)

銀座総合美容クリニックの治療体験談

インドで自毛植毛手術を受けた男性がアナフィラキシーショックの疑いで死亡のニュースを見て思ったこと

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※本記事は2019年3月26日に作成しました。

 
2019年3月18日、インドで自毛植毛手術を受けた男性が死亡するというニュースがありました。

原因はアナフィラキシーショックではないかとのこと。

「植毛の手術は死亡者が出るほど危険なの?」

現在、一般的に行われている後頭部などの自分の毛を薄い部分に移植する自毛植毛は、確かに麻酔を使ってメスを入れる外科手術ではあります。
(メスを使わずパンチマシンなどの機械を使用し、「メスで切らない植毛」と言われる施術もありますが、こちらも麻酔を使い頭皮をくり抜くのには変わらないので、立派な外科手術です。)

でも、これまで死亡者が出たとの情報を聞いたことがなかったので、正直驚きました。

そこで、どのようなニュースなのか詳しく調査してみました。

目次

ニュースの概要まとめ

まずはニュースの詳細をまとめました。

  • インドの民間クリニックで植毛の手術を行った
  • 死亡したのはインドの物流会社オーナー、シュラワン・クマール・チャウドリー(43)
  • 手術は2019年3月7日に行われ、内容は自身の頭髪が多く生えている部分から毛根を1本ずつくり抜いて、増やしたい箇所に移植するもの
  • 9,250株移植予定で、費用は50万ルピー(約81万円)
  • 同日夜遅くから手術開始、12時間後(翌3月8日)に異変が起きて別の病院に救急搬送、改善されなかったため、同日さらに別の病院に移送され、翌3月9日に死亡
  • 家族は手術することを知らなかった
  • 正確な死因は調査中も、重度のアレルギーを持っているため、手術時の何らかの薬品でアナフィラキシ―ショックを起こしたのではないかと推測されている

参照ニュース:印で毛髪移植の手術受けた男性が死亡、アナフィラキシーショックか

植毛は大きく分けて2種類で、自毛植毛(※詳細)人工毛植毛(※詳細)があります。

 
自毛植毛:後頭部の自分の毛を採取して、薄くなった部分に植え込む
・人工毛植毛:ポリエステルなどの人工毛を植え込む

 
人工毛植毛は、拒絶反応で頭皮の炎症が活きたり、定着が悪く毛が抜け落ちやすいなどのデメリットがあり、現在は自毛植毛が主流となっています。

2017年日本皮膚科学会の最新版「男性型脱毛症診察ガイドライン」によると、自毛植毛が推奨度B(AGAには行うよう勧める)なのに対し、人工毛植毛は推奨度D(行うべきではない)となっています。
⇒参照:男性型脱毛症診察ガイドライン

 
シュラワンさんは、自身の頭髪を移植する手術を受けたということなので自毛植毛。

その手術開始から12時間後、約3,700株の移植が終わったころに突然苦しみ出して、2つの病院に搬送されたものの改善せず帰らぬ人となってしまいました。

正確な死因は分かっていませんが、アナフィラキシーショックと推測されています。

【アナフィラキシーとは】
アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、生命に危機を与え得る過敏反応

アナフィラキシーに血圧低下や意識障害を伴う場合をアナフィラキシーショックと言う

日本アレルギー学会「アナフィラキシーガイドライン」より引用

アナフィラキシ―を引き起こす原因は、主に食べ物や医薬品、ハチや蟻などの昆虫があり、国内でアナフィラキシーショックにより死亡した方は、2013年には77人(うち医薬品が37人、ハチ刺傷が24人、食物が2人)となっています。
⇒参照:厚生労働省「事故防止のための 環境整備・スタッフ教育

  • 僕は「アナフィラキシーショック」については「金田一少年の事件簿」で知りましたね。
    当時は言葉の響きだけで覚えていた感じですが…。

    ただ2012年には小学5年生の女の子が給食に出たチヂミを食べて死亡するケースがあるなど、最近はとくに食物アレルギーのニュースも多くなっているので注意しなければと痛感しています。

自分は41歳で今さらかもしれないですが、知らないだけで何かのアレルギーかもしれないのでいつか検査を受けてみようと思います。

ちなみに画像は「HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)」です。

自毛植毛で一度に9,250株移植することは可能?

ニュースには、植毛の手術は一度に2,500~3,000株移植が通常で、手術時間は6~8時間以内が望ましいとあります。

しかしシュワランさんの移植予定は9,250株で、異変が起きたのは手術開始から12時間後の約3,700株を移植し終わったころ。

実際には手術前の検査にもほぼ1日掛かっていて、体にかなり負担が掛かっていたと想像できます。

ちなみに3,700株移植で12時間ほど掛かっているということは、9,250株の移植ともなると単純計算で30時間掛かります。

  • ですから、現実的に考えても一度の手術で行うのには無茶な要望であることが分かりますね。

担当した医師は、移植手術の経験が8年ほどあるベテランなので、おそらく移植株数の多さや手術時間に関してシュワランさんには十分伝えたはずです。

それが、本人の強い希望もあって承諾したとのことなので、忙しくて仕事が休めなかったのか、とにかくすぐに生やしたい事情があったのでしょうか。

重度のアレルギーについても、もしかしたら手術を断られるのが嫌で隠していたのかもしれませんね。

ただいずれにしても現時点では分かっていないことなので、すべて憶測の域を出ないです。

 
ところで国内のクリニックではどのくらいの本数が移植可能なのでしょうか。

主なクリニック公式サイトの「よくあるご質問」をチェックしました。

ヨコ美クリニック
移植(ドナー)部分の密度が低い状態でも平均して最低1回5,000本(2,500株)の移植は可能(密度が高いと7,000本(3,500株)も可能)

複数回の手術なら12,000~15,000本(6,000~7,500株)、ヨコ美クリニックでは最高で約20,000本(10,000株)の移植が行われている。

親和クリニック
メスで切らない自毛植毛法「MIRAI法」は、一度で4,000株程度の移植が可能

アスク井上クリニック
採取する後頭部の密度無い場合を除けば4,000~5,000株は問題ない。
ただ複数回で7,000~8,000株となると薄毛が目立つ。

  • 複数回の移植であれば、シュワランさんの希望である9,250株もクリニックによっては可能なようですが、1度の移植可能本数を見ると、やはり先述したように2,500~4,000株が目安のようです。

手術費用50万ルピー(約81万円)の安さについて

では仮に、国内のクリニックで一度に9,250株を移植できた場合、費用はいくら掛かるのか調べてみました。

公式サイトに掲載されている、最大の移植数量の費用をもとに計算しています(一部クリニックや手術法によっては基本料金が必要な場合があります)。

例:100株10万円の場合、1株1,000円⇒9,250株で925万円となります。

クリニック名 手術法 費用(税込)
AGAスキンクリニック スマートグラフト自毛植毛(※詳細) 1,031万4千円(基本料金含む)
湘南美容クリニック 自毛植毛 ALTAS(アルタス)植毛(※詳細) 573万5千円
ヨコ美クリニック FUT(移植部分をメスで切り取る) 479万5,200円
親和クリニック MIRAI法(切らない自毛植毛) 920万7千円(基本料金含む)
アスク井上クリニック i-SAFE(メスを使用しない自毛植毛) 999万円(基本料金含む)

上記は主なクリニックの自毛植毛費用で、メスの使用の有無や施術法によっても変わりますし、他のクリニックで上記よりも安いところもあるかもしれません。

ただそれでも、今回のシュワランさんの手術費用、約81万円は異常に安いことが分かります。

もちろんインド国内の植毛費用の目安は分からないですし、国内と国外でも単純に比較できないわけですが、上記で一番安いヨコ美クリニックで約81万円(税込)で手術を受けたとすると、約1,560株しか移植することができません

海外の安い植毛での失敗例と注意点

先述したように植毛の費用は決して安くないので、費用を抑えられるのであればと、海外で手術を受けようと思う方も多いかもしれません。

しかし安さだけを求めても、海外での手術にはトラブルがつきもののようです。

例えばヨコ美クリニックのコラム(※参照)では、患者さんのトラブルのエピソードがいくつか掲載されています。

 
・韓国のクリニックで手術を受ける際に、日本から送った写真を見て大まかに移植株数を決めて仕上がりがスカスカになってしまったケース
・日本では1,000本で問題なしと言われたのに、もっと植える必要があると言われて費用が高くなってしまったケースなど

 
またトルコでは、1株1、2ドルといった安い費用で、医師の資格を持たない人が手術を行うケースもあるようです。

費用が安くても良い結果が得られれば言うことなしです。

しかし、医師が手術しないケースもあるわけですし、言葉が通じず事前のカウンセリング(あるともかぎらない)などでコミュニケーションがしっかり取れるかどうかも分かりません。

植毛手術は医療行為なので、リスクが伴うことは自覚しておく必要がありますね。

まとめ

いずれにしても、インドで自毛植毛手術を受けたシュワランさんのニュースの続報は現時点ではないので、正確な死因など分かっていません。

もし今後新たな情報が出てきたら、さらに調査してみたいと思います。

先述したように、2017年日本皮膚科学会の最新版「男性型脱毛症診察ガイドライン」で、自毛植毛はB(行うよう勧める)となっています。

「フィナステリドやデュタステリドの内服は有用か?」「ミノキシジルの外用は有用か?」のA(行うように強く勧める)には劣りますが、フィナステリドなどのAGA治療薬では副作用の面から服用できない方もいます。

それに植毛は、内服薬だけでは効果が期待できないほどAGA(男性型脱毛症)が進行した場合でも治療できるメリットがあり、改善の余地が残されているわけです。

AGAを改善する近道は、自分に合った治療法を見つけること。

  • 僕は現在も銀クリに通院中で、ミノキシジルとフィナステリドの内服薬、月に1回のノーニードル育毛メソセラピーの施術を受けています。

    何とか改善してホッとしてますが、育毛剤などで対策する前に、もっと早く通院すれば良かったと痛感しています。

ですから、まずはAGAクリニックの無料カウンセリングを受けて、自分の頭皮の状態をチェックし、どのような治療を行うべきか判断していくと良いと思います。

 
最後に、シュワランさんが自毛植毛手術を受けることを家族が知らなかった点についてひと言。

理由については分からないので、あくまで予想です。

もしかしたら家族をビックリさせたいといった意図があったかもしれないですし、植毛手術で約81万円掛かってしまうことをとにかく隠したかったのかもしれません。

またこれまで家族も含めて誰にも話せず、自分だけで悩みを抱え込んでいた可能性もあります。

いずれの場合も、気持ちは分からなくないです。

ただ残された家族を思うと複雑な気持ちで一杯ですね。

「どんな理由であれなぜ話してくれなかったのか?」

 
同じ頭皮の状態だったとしても、悩みは人それぞれ。

なので、このニュースを見てもっといろいろな方の悩みも聞いてみたくなりました。

いつか徹底的に調査して、コラムで報告できればと思います。

  • 銀クリに通院するきっかけや随時公開中の薄毛改善記録も見てみてください!


銀クリ(銀座総合美容クリニック)

公式サイト(gincli.jp) ・新橋駅すぐ、首都圏からアクセス抜群!
・初期費用:3,240円、(血液検査を受ける場合)8,640円(税込)
・1ヶ月の料金:約7,020~18,900円(税込)
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ライター情報

近藤あきら

近藤あきら

25歳を過ぎた頃から薄毛に悩み始め、慌てて育毛剤などを試すも効果なく、ハゲを治す最後の頼みの綱として、都内にあるAGAクリニック『銀クリ(銀座総合美容クリニック)』で治療を受けることを決断して現在も通院中!  『公益社団法人 日本毛髪科学協会』会員、念願の毛髪診断士の資格を取得! 基本くだらないことばかりですが、たまに良いことや役立つ情報もつぶやいてます。⇒近藤あきらツイッター

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