植毛にも失敗はある!?主な失敗例と対策方法や注意点を分かりやすく解説
※本記事は2018年10月に作成したものです。
現在(2018年9月末)の主流の植毛法である「自毛植毛」では、以前のような致命的な失敗はほとんど起こらなくなりました。
しかし技術が進んだ現在でも「バレる」「思ったより毛が定着しない」といった失敗は起こりえます。
これから植毛を受けようか検討している方は、ぜひこの記事で植毛で起こりがちな失敗例や注意点を確認しておいてください。
事前に知識があれば失敗確率を大幅に減らせるでしょう!
植毛に関する詳細記事・関連記事はこちら
植毛手術までの流れや手術後の経過を解説!アフターケアで気をつける点とは?
人工毛植毛のデメリットとメリットとは!費用の目安とどのような方が受けるべきか解説
自毛植毛のメリットやデメリット・手術法の違いを解説!どのような方に向く治療法?
自毛植毛の費用はいくら?他の治療法との比較やローンで負担を軽くする方法も解説!
※スマホでご覧の方は横スクロールできます。
クリニック名 | 施術可能院 | 主な料金(目安) | 公式ページ |
---|---|---|---|
AGAスキンクリニック | ・AGAスキンクリニック 新宿東口レディース院 | スマートグラフト自毛植毛 基本料金300,000円(税込) 100グラフト(8.5㎠):100,000円(税込) |
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SBC 湘南美容クリニック | ・湘南AGAクリニック新宿本院 ・名古屋栄院 AGA専門外来 ・湘南AGAクリニック大阪院 ・湘南AGAクリニック仙台院 ・湘南AGAクリニック福岡院 |
自毛植毛 ARTAS植毛 500グラフト:490,000円(税込) |
※AGAスキンクリニックでは、遠方の方への交通費補助制度(最大2万円)あり。
※湘南美容クリニックでは、『自毛植毛 シークレットシェーブン植毛』のほか、福岡院のみの『自毛植毛 ドナーストリップ法』『自毛植毛 ノンシェーブン植毛』などがあります。
詳しくは公式ページにてご確認ください。
目次
植毛の失敗には毛が定着しないなど主に3種類、人工植毛にかぎり拒絶反応も
どんな薄毛治療法にも失敗はつきものです。
植毛にも当然失敗は存在します。
この記事では、現在(2018年9月末)の植毛手術の主流である「自毛植毛」の失敗ケースを中心に紹介していきます。
自毛植毛における大半の失敗は以下の3つです。
最近はあまり行われなくなった植毛法である「人工植毛」にかぎり、以下の失敗もよく起こります。
では、それぞれの失敗について、原因や注意点、対策など詳しく解説します。
自毛植毛、人工毛植毛に関する記事はこちら
植毛の失敗(CASE1):ドナー部分の傷や不自然な仕上がりなどでバレる
できれば植毛手術を受けたことは、他の人に知られたくないところ。
たとえ手術自体が成功し、半年後に髪の毛のボリュームが増えたとしても「あの人は植毛で増やしたらしいよ」と周りの人に噂されてしまうのは、あまりいい気分ではありません。
本来、植毛の成功と失敗の基準は「移植した髪の毛が定着するかどうか」です。
ですから、たとえ周囲の人にバレてしまったとしても、本来は植毛手術の失敗とは言えません。
しかし現実的に、植毛を受ける人は「バレずに植毛したい」と考えているのも事実。
周囲にバレてしまうケースも想定し、事前に確認して対策を立てておきましょう。
ドナー部分の傷でバレる
自毛植毛手術は、自分の後頭部(まれに側頭部)の毛を切り取って、密度が薄い部分に移し替えます。
この採取する後頭部の毛のことを「ドナー」と呼びます。
後頭部の毛(ドナー) → 採取 → 密度の薄い部分に移す
ドナー部分から毛を採取する時にはメスなどを頭皮に入れるため、どうしても傷ができてしまい、この傷がきっかけとなりバレてしまうケースがよくあるのです。
自毛植毛の手術法によっても傷の種類は変わりますが、FUT法という手術だと線状の傷が残ってしまいます。
これは徐々に目立たなくなりますが、完全に消えることはありません。
うまく縫合して目立たなくすることもできますが、近くでよく見れば傷の存在には気づかれるでしょう。
FUT法とは:移植する髪の毛をメスなどを使い頭皮ごと切り取って、顕微鏡下で株分けして植え付ける方法です。
一度でたくさんの髪の毛を移植できますが、メスによる傷跡が残ります。また将来ドナー部分の髪の毛が抜ける可能性があります。
不自然な仕上がりでバレる
主に生え際で起こる失敗例として「不自然な仕上がり」も見逃せません。
最も多いパターンは生え際があまりにも直線的になりすぎることです。
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鏡で生え際をよく見てみてください。
直線的というよりは丸みを帯びているはずです。
人間の生え際は直線的ではなく、緩やかなカーブを描いて髪の毛が生えているものなのです。
しかし植毛経験の少ないクリニック・ドクターはその事実を軽視して、植える際に直線的にデザインしてしまいがちです。
また髪の毛が生えている方向も重要です。
人間の毛は、決して一つの方向にのみ生えているわけではありません。
下に向かっているものもあれば上に向かっているものもあり、その方向はさまざま。
それにより自然に見えているという側面があります。
しかし自毛植毛で髪の毛を移植する時に1方向のみに植えてしまうと、明らかに不自然な仕上がりとなってしまいます。
経験の少ないドクターが「前髪は下に向かって生えている」と自分の思い込みで移植してしまうケースがあるのです。
デザイン力に乏しいドクターが植毛を行うと、髪の毛自体は定着して生えてきたけれども不自然すぎる仕上がりになってしまい、周囲に違和感を与えてしまいます。
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不自然な生え際の失敗は、植毛が終わって数ヶ月経って初めて気がつくもの。
植毛はただ毛を植えればいいわけではなく、自然な生え方をデザインする必要があるんですね。
植毛直後の手術跡でバレる
自毛植毛後は植毛した場所に血のかさぶた(赤いポツポツのようなもの)ができます。
これは失敗ではなく自毛植毛後は避けられない現象なのですが、植毛直後の手術跡によってバレるケースが考えられます。
植毛の失敗(CASE2):毛が定着しない、定着率は何%くらいで成功?
植毛で絶対に避けなければいけない失敗は「毛が定着しない」ことです。
【そもそも定着(生着とも言う)とは?】
定着とは、植毛した毛が頭皮に固着し、その後しっかりと成長してくることを言います。
例えば100本の毛を植毛したとしても、100本すべて定着するケースはまずありません。
何本かは定着せずに抜けてしまいます。
100本のうち90本が定着したとすれば、定着率は90%。
自毛植毛では定着率80%を超えれば成功で、90%を超えれば大成功といった具合に捉えてください。
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自分の毛の本数は限られているから、いかに定着率を上げて無駄を無くすかが大事なんです!
定着率が下がる原因、欲張って大量の毛包を植毛するのは逆に良くない!?
最近では定着率が50%を下回るような失敗ケースはほとんど起こらなくなってきましたが、それでも稀に起こります。
定着率が下がる原因は主に以下の通りです。
植毛後のアフターケアを疎かにした
植毛後に頭皮や髪の毛に負担をかける生活をしてしまうと、せっかく植毛した毛は簡単に抜け落ちてしまいます。
植毛翌日に髪の毛を洗った際、もし勢いよくタオルで髪の毛を拭いたらどうなるか?
まだ完全には固着していない髪の毛なので、タオルに引っ張られて簡単に抜けてしまいます。
他にも飲酒やタバコ、スポーツなど血液に影響を与える行為も定着率を下げる原因となります。
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植毛に時間がかかりすぎる
自毛植毛では髪の毛だけを切り取るわけではなく、髪の毛を作り出す毛母細胞なども含めた「毛包」ごと切り取ります。
毛包は生きている細胞です。
そのため、長時間頭皮から切り離された状態が長くなればなるほど、細胞は徐々に死滅していきます。
定着率は、頭皮から毛包を取った後、いかに迅速に植えなおせるかどうかで上下します。
技術の無い植毛クリニックは、毛包を取った後の処理がどうしても遅くなるため定着率は下がり、たとえ技術力のあるクリニックでも大量の毛包を植毛する場合は時間がかかりがちです。
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どうせならと一度に欲張って植毛したいところですが、逆に定着率は悪くなってしまうんですね。
植毛の失敗(CASE3):後頭部などのドナー部分の密度が薄くなりすぎる
自毛植毛では自分の毛を後頭部(ドナー部分)から採取します。
なぜなら、後頭部は頭皮で最も密度が高い箇所だからで、前頭部やつむじ部分など薄くなりやすい部分へ移植するためのドナーとして使います。
とはいえ、あまりにも毛を採りすぎてしまうと逆にドナー部分の密度が低くなり、スカスカの薄い状態となってしまうケースが考えられます。
こうなってしまったらもう取り返しはつきません。
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後頭部が薄くなった場合、そこに移植するための毛はもうどこにも残っていないということになってしまいますから…。
側頭部からも採れますが、面積の広い後頭部は、なかなかカバーしづらいでしょう。
自毛植毛はあくまで自分の毛を移植するものなので、頭皮全体の本数は増えません。
定着率が100%にはならない以上、全体の本数はむしろ減っているのです。
ただ本来の密度が100だとすれば、それが70程度になってもほとんど肉眼では分かりません。
技術力のある植毛クリニックであれば、ドナー採取時に後頭部への影響があまり出ないよう、密度は下がるけど肉眼では全くわからない程度でうまく慎重に採取します。
しかし技術力のないクリニックの場合、後頭部からドナーを無理に採取してしまい、後頭部をスカスカの状態にしてしまうことがあるのです。
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しっかりした植毛クリニックほど、後頭部がスカスカにならないよう慎重に植毛計画を立ててくれるんですよ。
人工植毛特有の失敗:拒絶反応がほぼ確実に起こる理由って何?
先述した失敗例は、主に自毛植毛のケースですが、人工植毛特有の失敗例として「拒絶反応」があげられます。
拒絶反応とは、人間の体に入り込んだ異物を体外に排出しようとする人間の正常な生理作用。
なので、本来であれば拒絶反応は人間にとってプラスな現象ですが、残念ながら人工植毛ではそうはいきません。
人工植毛は自毛植毛とは違い、人工毛を頭皮に埋め込みます。
そうすると、人間の体は人工毛を「異物」と見なし、拒絶反応を起こして体外に排出しようとしてしまうのです。
患部は赤く腫れ、せっかく植えた人工毛はボロボロと抜け落ちてしまいます。
半年後には植えた毛がほとんど抜け落ちてしまうので、ボリュームを維持するにはまた植毛をし直さなければいけません。
拒絶反応は、人工植毛においてほぼ確実に起こりうる失敗です。
このことから、2018年9月末現在、人工植毛を行うクリニックはほとんど無くなりました。
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人工植毛は拒絶反応がほぼ確実に起こります。
リスクの高い人工植毛をするぐらいなら、増毛の方が良いですね。
増毛は毛を植え込まないため拒絶反応は起こりませんから…
人工毛植毛に関する記事はこちら
植毛の失敗を防ぐための対策方法や注意点とは
ここまでいくつかの植毛の失敗例を紹介しました。
これから植毛を受けようと検討していた方は、失敗例を見て少々不安に感じたかもしれません。
しかし現在(2018年9月末)の植毛、特に自毛植毛においては、クリニック側も先述した失敗が起こらないようにさまざまな対策を取っています。
具体的にどのような対策なのか、それぞれの失敗に対する対策について詳しく解説します。
自毛植毛に関する記事はこちら
バレる失敗を防ぐ対策、トリコフィティック縫合法やFUE法って何?
後頭部などの線状の傷対策
後頭部にできる線状の傷への対策は主に3つです。
いくら傷があっても、髪の毛で隠してしまえばバレることはありません。
手術直後の生々しい傷でも4cm程度髪の毛があれば隠せます。
手術からある程度時間が経てば、2cm程の髪の毛でも傷跡は完全に隠せるでしょう。
ただ単に患部を縫い合わせるのではなく、なるべく傷跡が残らないように綺麗に縫うクリニックもあります。
代表的な方法として「トリコフィティック縫合法」が挙げられます。
トリコフィティック縫合法:下縁となる表皮を約1、2ミリ削り、上縁となる表皮をかぶせて縫い合わせる方法のこと。
縫合した周辺も髪の毛が自然に生えるため、メスを入れた部分に毛が生えず傷跡が目立ったFUT法(※)のデメリットを解消するものです。
ただし高い技術が必要な手法のため、クリニックによっては満足な結果が得られない可能性があります。
※FUT法:移植する髪の毛をメスなどを使い頭皮ごと切り取って、顕微鏡下で株分けして植え付ける方法です。
一度でたくさんの髪の毛を移植できますが、メスによる傷跡が残ります。また将来ドナー部分の髪の毛が抜ける可能性があります。
線状に傷が残るのは自毛植毛における「FUT法」という手術方法です。
髪の毛をある程度伸ばせばFUT法でも傷跡は隠せますが、どうしても髪型を短くしたい方の解決法としてFUE法(※)があります。
メスを入れるFUT法とは異なり、傷跡は小さく目立ちにくいですが、時間と手間が掛かるため費用がその分高くなります。
FUE法は1ヶ所あたり米粒程度の面積で後頭部からまんべんなくドナーを採取するために、傷跡は小さく丸い傷跡のようなものが残る程度で目立ちません。
あまりにも大量のドナーを採取しなければ、30cm程度離れてしまうと認識不能なレベルです。
なので、ベリーショートのような短い髪型でも、FUE法であれば人にはバレにくくなるでしょう。
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FUT法は線状の傷が、FUE法は丸い小さな傷が残るってことですね。
ただ、どのような傷跡だとバレにくいのかは、ドナーをどれくらい採取するかにもよります。
カウンセリング時にしっかりとクリニックに相談して、手術方法を決めることが大事です。
不自然な仕上がりでバレるのを防ぐには、技術力のあるクリニックで植毛する以外なし!?
生え際が直線的だったり、髪の毛の生える方向が1つになりすぎたりしてしまい、不自然な仕上がりになる失敗への対策は「技術力のあるクリニックで植毛する」以外にはありません。
自毛植毛が一般的になりつつある反面、以前よりも技術力の無い植毛クリニックが増えてきている傾向にあります。
植毛における技術力とは「経験の数」と言い換えていいでしょう。
なぜなら多くの植毛を手がけているクリニックは、植毛に対するノウハウが蓄積されているからです。
どのように髪の毛を植えれば自然な仕上がりになるのか、そのノウハウこそが技術力なのです。
全国展開している植毛クリニックは、多くの植毛事例ノウハウを蓄積しているため、不自然な仕上がりになってしまう失敗は起こりづらいでしょう。
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植毛費用が極端に安いクリニックは仕上がりのデザイン力が劣る場合があります。
一生に一度の植毛ですから、妥協せずしっかりとした植毛クリニックで受けましょう!植毛も行う主な全国展開のクリニックはこちらです。
※スマホでご覧の方は横スクロールできます。
クリニック名 | 施術可能院 | 主な料金(目安) | 公式ページ |
---|---|---|---|
AGAスキンクリニック | ・AGAスキンクリニック 新宿東口レディース院 | スマートグラフト自毛植毛 基本料金300,000円(税込) 100グラフト(8.5㎠):100,000円(税込) |
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SBC 湘南美容クリニック | ・湘南AGAクリニック新宿本院 ・名古屋栄院 AGA専門外来 ・湘南AGAクリニック大阪院 ・湘南AGAクリニック仙台院 ・湘南AGAクリニック福岡院 |
自毛植毛 ARTAS植毛 500グラフト:490,000円(税込) |
※AGAスキンクリニックでは、遠方の方への交通費補助制度(最大2万円)あり。
※湘南美容クリニックでは、『自毛植毛 シークレットシェーブン植毛』のほか、福岡院のみの『自毛植毛 ドナーストリップ法』『自毛植毛 ノンシェーブン植毛』などがあります。
詳しくは公式ページにてご確認ください。
毛が定着しない失敗への対策、クリニック選びやアフターケアが重要
先述しましたが、植毛において最も避けたい失敗は「毛が定着しない」こと。
これを避けるにはどのような対策や注意点があるのでしょうか?
アフターケアをしっかりする
植毛手術とはクリニックだけで完結するものではありません。
確かに植毛手術中はクリニック側に全て身を委ねるしかありませんが、植毛後は自分自身でしっかりアフターケアをする必要があります。
自分が担当するアフターケアまで含めて植毛手術なのだ、という自覚を持つことが大事です。
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「帰るまでが遠足です!」と似てますね。(笑)
植毛後のアフターケアは自分自身にかかっています。
面倒だな…と思っていい加減にやってしまうと、その後一生後悔することになりますよ。
植毛後のアフターケアの注意点に関する記事はこちら
一度の植毛であまり多くの本数を行わない
自毛植毛の流れは、以下のとおりです。
ドナー採取 → ドナーを植えられるように準備 → ドナーを植える
もし一度の植毛で多くの本数を植えようとすると、ドナーを採取してから植えるまでにどうしても時間がかかってしまいます。
先述しましたが、採取したドナーは生きている細胞ですから、なるべく早く植えなければ定着率はどんどんと下がります。
しっかりした植毛クリニックであれば、定着率を考慮して、1回であまりにも多くの本数を植毛することはありません。
ですから、なるべく信頼のおける植毛クリニックを選ぶようにしましょう。
ドナー部分の密度が薄くなりすぎる失敗を防ぐ2つの対策法
後頭部のドナー採取部の密度が薄くなりすぎる失敗を防ぐには2つの対策方法があります。
人間の髪の毛の本数は限られており、最も密度が高い後頭部でも当然ながら限界はあります。
あまりにも多すぎる本数を移植すると、スカスカになってしまうのは明らかです。
前頭部やつむじの本数を欲張って増やそうとしすぎて、後頭部がスカスカになってしまっては元も子もないでしょう。
クリニックとのカウンセリング時に後頭部の密度をしっかりと見てもらい、密度が劇的に低下しない範囲内で植毛するようにしてください。
後頭部がスカスカになりやすいのはFUE法で自毛植毛を行った場合です。
FUE法は後頭部全体からまんべんなく髪の毛を採取するため、線状の傷は残らない分、あまり大規模に採取するとスカスカになりやすいという欠点があります。
FUT法とFUE法はそれぞれにメリット・デメリットがあります。
自分の状態にどちらが適しているかどうかクリニックとよく相談するようにしてください。
FUT法:移植する髪の毛をメスなどを使い頭皮ごと切り取って、顕微鏡下で株分けして植え付ける方法です。
一度でたくさんの髪の毛を移植できますが、メスによる傷跡が残ります。また将来ドナー部分の髪の毛が抜ける可能性があります。
FUE法:小さい極細パンチなどの器具を使い、髪の毛を作る細胞(毛根)ごと直接一つひとつくり抜いて移植する方法です。
メスを入れるFUT法とは異なり、傷跡は小さく目立ちにくいですが、時間と手間が掛かるため費用がその分高くなります。
人工植毛の拒絶反応への最も確実な対策は人工植毛そのものを避ける!?
人工植毛でほぼ確実に起こる失敗が拒絶反応。
拒絶反応を防ぐには、人工植毛そのものを避けるのが最も確実です。
現在(2018年9月末)人工植毛を行うクリニックは減ってきてますが、一部ではまだ行われています。
そのため、植毛前には必ずクリニック側に「人工植毛」か「自毛植毛」かを確認するようにしてください。
人工植毛の方が自毛植毛よりも植毛費用は低いですが、安易に飛びつかないようにしましょう。
なお自毛植毛でも拒絶反応が起こる可能性は0ではありません。
もし植毛後に頭皮に異変が起きた場合は、迅速にクリニックに連絡しましょう。
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とにかく人工植毛はリスクが高いんです。
ドナーがほとんど残っていない、かなり重篤な薄毛の人以外は自毛植毛を選びましょう!
信頼のおける植毛クリニックなら失敗をそこまで恐れる必要は無い!
現在(2018年9月末)主流である自毛植毛においては、定着率が極端に低かったり、拒絶反応を起こしたりといった失敗はほとんど起こらなくなりました。
しかし傷跡でバレてしまったり、植毛しすぎてドナー部分の後頭部がスカスカになってしまったりといった失敗は今でも十分に起こります。
植毛は薄毛治療効果、治療成功率ともに高い方法です。
しかし一方で頭皮にメスを入れる手術である以上は傷の問題が避けられませんし、アフターケアを怠れば定着率は簡単に下がってしまいます。
「こんなはずじゃなかった…」と植毛後に後悔しないためにも、植毛手術前にしっかり無料カウンセリングを受けて疑問点や注意点を確認しておきましょう。
なにより大事なのは、技術力の高い植毛クリニックを選ぶということですね。
しっかりしたクリニックであれば失敗する確率を大幅に下げられますよ!
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ちなみに僕は銀クリでAGA治療中です。
メンテナンスが必要ない植毛とは違いますが、内服薬とメソセラピーの施術を継続していても、とくに面倒に感じてませんし、費用面の負担も感じずストレスフリーですよ。
僕の銀クリ通院のきっかけや薄毛改善記録はこちら
銀クリ(銀座総合美容クリニック)
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・初期費用:3,300円、(血液検査を受ける場合)8,800円(税込)
・1ヶ月の料金:約7,150~19,250円(税込)
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・近藤あきらが実際に通院して治療中です!
⇒AGA治療2年間の薄毛改善記録
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最後まで通院するか迷ったAGAクリニックの中で、植毛の施術を行っているクリニックはこちらです!
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ライター情報
近藤あきら
25歳を過ぎた頃から薄毛に悩み始め、慌てて育毛剤などを試すも効果なく、ハゲを治す最後の頼みの綱として、都内にあるAGAクリニック『銀クリ(銀座総合美容クリニック)』で治療を受けることを決断して現在も通院中! 『公益社団法人 日本毛髪科学協会』会員、念願の毛髪診断士の資格を取得! 基本くだらないことばかりですが、たまに良いことや役立つ情報もつぶやいてます。⇒近藤あきらツイッター
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