育毛剤の返金保証の期間が短すぎる！効果の有無を確認する前に終了という笑えないオチ

主な育毛剤の返金制度の期間

育毛剤には返金制度を設定しているものがたくさんあります。

冒頭で触れましたが、この返金制度があるからお試しで購入する人もいるでしょう。

例えば主な育毛剤の返金制度の期間を見てみると以下のとおりです。

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  返金制度に関しては、さまざまな条件があります。

  ただ商品到着後○日以内や初回購入にかぎるとか、セットや定期コース限定などすべて挙げていると大変なので、条件をクリアしたものとして話を進めていきます。

  今回はあくまで返金制度の期間に注目したわけなので。

ほとんどが30日間、イクオスは多少長くて45日間となっています。

まぁ簡単に言えば、1ヶ月～1ヶ月半使ってみてダメだと感じたら返金してもらえるということです。

最大1ヶ月半だと長く感じますが、AGA（男性型脱毛症）治療においては短いだけ。

小島よしおさんのギャグではありませんが、ほぼ「何の意味もない！」と言っても過言ではありません。

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  小島よしおさんのギャグには「そんなの関係ねぇ」以外にも「ダイジョブダイジョブー」や「前！前！前！」とかもありますね。

  ってお笑いが好きすぎて、また育毛剤とは関係ねぇ話をしてしまいました…。（反省）

AGA（男性型脱毛症）改善に時間がかかるのはなぜ？

そもそも成人男性の薄毛の原因の9割以上とされるAGA（男性型脱毛症）の原因とは何なのでしょうか。

それは、ヘアサイクルの乱れによって細く弱い髪の毛しか生やせなくなるからです。

本来のヘアサイクルは、3～6年かけて成長し（成長期）、2～3週間の休止期への以降期間を経た後（退行期）、2～3ヶ月かけて髪の毛が自然に抜け落ちます（休止期）。

しかしAGAになると、成長期が短くなったり、休止する毛包が多くなることで細く弱い髪の毛が増えてしまい、薄毛が目立つようになるわけです。

なので、AGAを改善するには乱れたヘアサイクルを正常に戻す必要があります。

しかし、AGA治療を始めたからといっても、すぐにヘアサイクルを戻せるわけではありません。

これまでの細く弱い髪の毛が抜け落ち、太く強く成長した髪の毛に変わるまでには時間が掛かるからです。

ちなみに、AGA治療によって細く弱い髪の毛が抜け落ちるのを初期脱毛と言います。
ただ初期脱毛は誰でも実感するものではありません。

返金保証期間が45日間でも短い理由とは

太く強く成長した髪の毛は、どれくらいで生え始めるの？

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  僕がAGA治療を行う銀クリでは、治療効果を実感するのは早い人で3ヶ月、中には1、2年かけてようやくの人もいます、と言われました。

  取材したヘアメディカルグループやAGAスキンクリニックのカウンセリングでもほぼ同じ回答でした。

  クリニックによってさまざまでしょうが、1ヶ月で効果が現れる人もいます…なんて言うところはないでしょう。

つまりAGA治療の効果が現れるのは早くても3ヶ月先です。

もちろん個人差があり、中には3ヶ月より早い人もいるかもしれませんが、あくまで改善の兆しであって、頭皮の透け感が少しなくなってきた？くらいのレベル。

「1ヶ月でフサフサになった！」と豪語する人がいても、それは増毛や植毛など別の施術を行っているのでしょう。

ですから、育毛剤の保証期間が最大45日間であっても、効果の有無を判断するには短すぎるというわけです。

ちなみに後述しますが、育毛剤には発毛効果はありません。

それに、返金保証があるからとお試しで買った人の多くがこの制度を使わないのでは？とも思います。

育毛剤が1本何十万何百万円するものならともかく、5千～1万円で手続きするのも面倒と感じる人は多いでしょうし、手続きが恥ずかしいとか1ヶ月使えれば十分という人もいるはずだからです。

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  僕も『返金保証』があってもよほど高額でないかぎり利用しないですね。
  返品するのが面倒なので。

  だから、『返金保証』自体あまり意味がないのではと思っています。

  ただ頭皮トラブルなどが発生した時には、この返金制度はありがたいですね。

育毛剤にはそもそも発毛効果がない

保証期間が長い短いと言う以前に、そもそも育毛剤には発毛効果はありません。

なぜなら唯一発毛効果が認められているミノキシジルが配合されていないからです。

ほとんどの育毛剤は医薬部外品か化粧品に分類（一部第2類・第3類医薬品もある）されているので、もし髪の毛が生えると言ったら、薬事法違反になってしまいます。

育毛剤の宣伝文句には、○○の有効成分配合、○○理論が効果を発揮、お客様満足度○○%、モンドセレクション受賞など魅力的な言葉の数々が並んでいるので、いかにも髪の毛が生えそうな感じですが、よくよく見てみると「発毛する」や「必ず生える！」といった文言がないことに気付くと思います。

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  よく目にする「発毛促進」も、あくまで発毛を促すと謳っているだけで、この育毛剤を使うと髪の毛が生えるとは言ってないんですよ。

しかも、有効成分が1滴でも配合されていたらその効果を謳えます。

なので、「○○の成分配合でしっかり頭皮をケア！」とあれば、成分名を聞いたことがなくても何となく頭皮に良さそうだと思うかもしれませんが、中身を調べると効果があるのか分からないほどわずかな量しか配合されていない場合もあるわけです。

これは宝くじの「この売り場から1等が出ました」の張り紙と同じでしょうか。

何となく「ここで買えば当たるかもしれない！」感じはするけど、1等の当選確率自体はまったく変わらないわけで…。

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  2018年の年末ジャンボ宝くじの1等は2,000万枚に1枚。

  毎年1等がよく出る売り場に何分待ちの行列ができてます、のニュースを見るけど、売り上げがあるから1等が何枚も出てるだけですからね（単純計算で2億枚⇒1等が10枚ある）。

  その売り場だけ100万枚に1枚1等が入ってます！ってことなら話は別だけど。

つまり育毛剤だけでなく、何でも魅力的な宣伝文句に釣られないよう、しっかりと中身まで確認する必要があるということですね。

これは自分にも思い当たる節が多々あるので注意します。（汗）

他にも育毛剤に関して、宣伝文句や成分について触れたいことは山ほどありますが、吉本新喜劇の池乃めだかさんの「今日はこれぐらいにしといたるわ」ではないけど、またいつか改めて解説します。（苦笑）

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  ただ発毛効果が認められているミノキシジル配合の発毛剤だけ使っても、AGAが改善するわけではありません。

  その理由はこちらで確認してみてください。

  ⇒結局AGA治療効果があるのは専門クリニックだけでした